【ベラトール】2階級王者パトリシオ・ピットブルが5.9開催計画のUFCを批判「非人道的だ」
現ベラトール世界ライト級&フェザー級王者パトリシオ・”ピットブル”・フレイレ(ブラジル)が、UFCの現状を批判している。ベラトール(Bellator MMA)は、UFCに次ぐ大手総合格闘技プロモーション。『MMA Fighting』が報じた。
UFCは4月18日に開催予定だったが中止となった『UFC249』を、5月9日にアメリカ国内での無観客試合として行うことを計画。現在、アメリカ国内にいるファイター中心のカードを発表している。
試合を希望する選手も多い一方、メインカード選手であるUFC世界女子バンタム級&フェザー級王者のアマンダ・ヌネスは「戦うのに適した時期ではない」として、出場を辞退している。
パトリシオはUFCに対し「やるかわからない大会の日付を発表するなんて。島を借りるって?そんなことが可能なのか?どこのファイターを連れて行くっていうんだ」と”ファイト・アイランド”で開催すると公言するUFCの姿勢に疑念を抱く。
続けて「UFCはメディア向けに騒いで、混乱を起こし、金儲けをしようとしているだけだ」と批判する。
パトリシオが主戦場とするベラトールは4月13日に無観客試合として開催予定だった『Bellator241』を大会スタートの5時間前に延期。この大会にはパトリシオも、フェザー級トーナメント準々決勝兼王座防衛戦としてメイン参戦を予定していた。また出場する全選手へのファイトマネーも補償されると発表された。さらに、続く5月9日、16日、29日の3大会も早々に延期を決定している。それに比べるとUFCの対応はありえないと感じるのだろう。
さらに「ファイターの安全が最後に置かれていないか?契約を果たすことや、お金を稼ぐことのほうが優先されてしまっている。家にいる人たちのために娯楽を提供し、ファイターがウイルスに感染しようが死のうが関係ないみたいだ。非人間的だぜ」とも。
現在パトリシオは1日2回のトレーニングを行っているが、スパーリングやレスリング、柔術などコンタクト系の練習はしていないと言う。体調も良いし、スピード、スタミナも維持しており「許可が出たなら次の日から(次戦の)準備をする」と言うほど好調のようだ。
RIZINのフェザー級で活躍する朝倉未来が試合を望むなら「彼と戦ってもいい」と発言していたパトリシオだが、もし戦うことがあっても、それはコロナ禍が完全に収束してからのことになりそうだ。
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