【UFC】最強女王アマンダ・ヌネス「この階級で戦う相手がいない、引退してもいい」
UFC史上初の女子2階級制覇王者アマンダ・ヌネス(32=ブラジル)が、ブラジルのテレビ番組でのインタビューに答え現役引退を示唆した。
今月6日の『UFC250』では、”最強の挑戦者”と目される元Invicta FC世界フェザー級王者フェリシア・スペンサーにフルマークで大差をつけての判定勝ち。
この勝利でヌネスは、UFC連勝記録を11に伸ばし(最多連勝はハビブ・ヌルマゴメドフの12)、女子UFC史上最多勝利記録である13勝目となった。
ヌネスは「私は望んでいた全てを達成しました。これからは有望な新人を見つけたり、女子選手たちをコーチしたり、新しいステップに踏み出してもいい」と次のステップに踏み出してみたいと語る。
さらに「引退してもいい。試合を続けてもいいけれど、今の階級ではやる相手がいない。UFC殿堂入りも確実にすると思う。もし引退しても、UFCは私が仕事(後進育成等と思われる)をし続けるために必要なサポートをしてくれるだろう」と戦い続ける意味をあまり見いだせないとも語った。
このヌネスの発言に対し、UFC代表のダナ・ホワイトはポッドキャストで「(フェザー級を)彼女のための階級にしていこうと話していたのに、引退の話をするとは」と笑い声混じりだが心外だと語った。「私がいつも言っているのは、引退したい者がいればすればいい、ということだ。だが、彼女は例外だ。お金のことで泣いている男が多いこの時代に、長くキャリアを続けられる女性ファイターの一人が、もう引退すると言っているのか。確かに彼女はそれだけの金額を稼いだけれど」と、まだヌネスの輝かしいキャリアを閉ざすべきではないと示唆した。
ヌネスは以前、2020年の残りの期間はオフにするつもりだと語っており、引退しないにせよ、年内に彼女の戦う姿は見られないだろう。同性パートナーであるニーナ・アンサロフは、9月に第1子を妊娠を予定しており、ヌネスは家族と過ごすことを選んだようだ。
ヌネスは自身のSNSで、自身にヒゲを生やした合成画像を投稿しており「次のステップです」と笑顔の絵文字混じりにコメントしている。性転換することはジョークなのかもしれないが”最強女王”にとって、2020年後半は家族と過ごす選択の期間になるだろう。
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