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【RISE】那須川天心、90秒KO“異次元”右フックを語る=試合後インタビュー

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2020/07/12(日)UP

インタビューに応じた那須川

 7月12日(日)都内某所で開催された『Cygames presents RISE on ABEMA』のメインイベント(第7試合)[-58kg契約 3分3R延長1R]で、笠原友希(シーザージム)を1Rで右フックでKOした那須川天心(TARGET/ Cygames)が試合後のインタビューに応じた。

 試合は何と90秒で決着がついた。序盤から、那須川は、フェイントをかけながら強烈なワンツーをクリーンヒットさせて最初のダウンを奪う。さらに、那須川は間合いを詰めると、今度はカウンターの右フックを直撃させ、笠原が2回目のダウンを喫する。立ち上がった笠原は、右のバックスピンキックを放つも、那須川が異次元の強さを見せて、左ハイキック、そこからまたもカウンターの右フックで笠原を完璧にKOした。

右フックで90秒でKO勝利した那須川(右)(c)RISE

 試合を振り返って「色んな課題を克服出来た試合になりました。色んなパターンで倒したいと思っていて、右のフックやカウンターで倒せました」と自身の技術に成長を感じたようだ。

 試合で倒した右フックに関しては「練習でこだわってましたね。RIZINの江幡戦から(右フックで)ダウンとれた感覚が残ってて、そのままの感覚で練習していましたね。必殺技増えちゃったなと。練習したものが出るまで練習した」と反復練習の成果だ。

 「何事もコツコツやることだと思うんですよね。何かを一個覚えようと忘れちゃうこともあります。一個ずつ段階を踏むことを出来るまでやる。無意識に出来るようになるようにやる。ずっとそれコロナの時期にやってたので、自信しかなかったですね」と熱弁する。

右フックで笠原を沈めKO勝利した瞬間の那須川(右)(c)RISE

 さらに、今回の試合で進化したポイントとしては「前回の江幡戦より、調整の仕方を変えて、よりしなやかに、強弱をしっかり付けてきました」との工夫もあった。

 対戦した笠原に関しては「思いは戦って伝えられたかな。本当に格闘家なんだなと思いました。今後の次世代を担う選手という確証ができた。中々名乗り出るのは、怖い部分があると思うんですよ。自分もいきなりメイウェザー選手とやれってなって、やるっていう選択を自分も取りましたから。そこで得たものは大きいと思いますよ」と自身の経験と重ね合わせる。

コメントする那須川

 今後については「ちょっとコロナウイルスの影響で、やりたいことというのがちょっと遅くなって、狂ったけど、だからこそできることもあったし、新たな格闘技の始まりの日だと思います。どんどんいろんな選手を倒して、格闘技というものを盛り上げて、もっとメジャーにして行きたいですね」と語った。

 最後に「こういった形で試合することはないけど、見てくれてありがとうございました。どうでしたか、と皆さんに聞きたいです。自分の中ではいい試合が出来たと思っています。ここから格闘技を加速させたいなと思います」とファンにメッセージを送った。

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