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【Krush】初防衛の佐々木大蔵「もっともっと突き詰めたい」更なる進化目指す

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2020/07/13(月)UP

スーパー・ライト級の王座を初防衛した佐々木大蔵(C)K-1

 7月11日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.114』。Krushとしては、2月24日『Krush.111』の開催以来、約5ヵ月ぶりの後楽園ホールでの有観客試合となった。

 そのメインイベント[Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ]で、挑戦者・近藤拳成(大成会館)を退け、初防衛に成功した同級王者・佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、12日(日)都内にて行われた一夜明け会見に出席した。

 近藤との初防衛戦は、当初は4月に大阪で行われる予定だったが、相次ぐ延期の末に今大会でついに実現した。

左ミドルをグサリと突き刺す佐々木

 佐々木は会見で「延期ということでは僕の中では何も変わってなかったんですけど、その中で準備期間ができて、1日1日、ワクワクしながら準備してきたものを試合で出せる状況を、自分の中で作れていました。昨日リングに立つことができて、後楽園ホールという会場のリングで試合ができたということがすごく楽しく、格闘技が好きだという思いが、またさらに強くなりましたね」と、振り返る。

 試合では、佐々木が1R、左ミドルをグサリと近藤の脇腹に突き刺してダウンを奪い、その後もミドルキックを中心に試合を進めてテクニックを見せつけ、貫禄の判定勝利を収めて王座を防衛した。

1R、近藤からダウンを奪う佐々木

「けっこう早い段階でダウンが取れたんですけど、そこから自分の欲が出て、自分の熱が一歩先に出始めていたので、それを必死に抑えつけながら戦っていました。倒しきれなかったのは、近藤選手のテクニック、熱、思いがあったからだと思います」と佐々木は語る。

 3Rには、近藤が覚悟を決めたように前に出て、左のジャブや右ストレートを何度も放つ場面もあった。近藤の後半の反撃について質問されると「後半に限らず、3分3Rを通じて、近藤拳成選手だけでなく、お兄ちゃんの大成さんや弟の魁成選手の声もセコンドとして聞こえていたので、3人の思いがすごく僕に伝わってきていて、本当に兄弟の思いを拳成選手が背負ってリングに上がっているんだなということをすごく感じた時間でした」と、コメントした。

 今後については「僕はもっともっと突き詰めたいものがあるので、いつ満足するのかは分からないですけど、ずっと進化し続けていくということを常に目標に置いて過ごしていきたいなと思います」と、更なる進化を追及していくと意欲を語った。

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