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【RISE】白鳥大珠、タフな小川翔に「まずいと思った」試合中の心境語る

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2020/07/13(月)UP

試合後インタビューに応じる白鳥大珠

 7月12日(日)開催されたテレビマッチ『RISE on ABEMA』のセミファイナルで、小川 翔(OISHI GYM)を延長判定で下した、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が試合後のインタビューに応えた。

 試合ではタフな小川に、白鳥はカウンターのパンチで対抗しようとするが、明確なダメージは与えることは出来ず、延長戦に突入した。延長では、白鳥はガードの上からも左ストレートを放ち、小川の右ミドルに左フックを合わせる。微妙な判定になったが、勝利を掴み取った。

タフな小川にパンチで対抗する白鳥(右)(C)RISE

 今回の無観客の試合について「入場の時に『誰もいないな』と思ったけど、試合中に(ファンの方が)画面で見てくれていると思いました」と初の経験となる無観客の試合を振り返った。小川の圧力や体の強さに、苦戦した様子も見受けられたが「(昨年の)ワールドシリーズの1回戦、それ以来の感覚でしたね」という。

 その試合は、昨年の3月10日のヘクター・サンチアゴ戦だ。サンチアゴ戦では、序盤から速いフックや蹴りを白鳥が飛ばしていくが、サンチアゴも一歩も引かず、延長Rにまでもつれる激戦であった。その試合後にも、白鳥は思うような戦いにならなかったと話していた。

小川(左)の強烈なミドルの冴えた(C)RISE

 今回の試合に関しては、本戦判定の際に「30-29で自分に入ったけど、(延長になりそうな)嫌な予感はしましたね。次どうなるかなって思って、ドローかと思いましたね」と感覚で延長戦と悟っていたようだ。

 小川のKO負けなしの打たれ強さが、試合前から騒がれていたが「3R戦って倒せる気にならなくて、ポイントアウトしようと思いましたね。繋ぐことを意識して、延長Rを意識していましたね」と、タフな相手であると試合中に実感した。

小川の前進に、白鳥(左)はパンチで対抗した(C)RISE

 さらに「試合の前は、色んなシミュレーションをやっていましたが、ダメなパターンでした。1Rに向かい合った感触で分かるんですけど、これはまずいと思いましたね」と精神的な焦りも感じており、「小川選手が強かった」と相手を称える。

 今回の試合内容に納得がいっていないようであったが、昨年の3月の延長判定までもつれたサンチアゴ戦を経験してから、準決勝のセクサン戦、決勝の梅野源治戦ではどちらの試合もダウンを奪う進化を見せた白鳥。今回のタフな小川戦を経験して、更なる進化を見せてくれることを期待したい。

 最後に「今日は事前に言っていたように『元気を与えたい』と思ってたけど、見せられなくて残念な気持ちになりましたけど、次また期待してください」とコメントした。

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