【Krush】佐々木洵樹が王座返上、階級上げ龍斗と対戦「怖かったと思わせる」=8.29後楽園
8月29日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.116』の第2弾カード発表記者会見が、7月21日(水)都内にて行われた。
[Krushスーパーバンタム級(55.0kg)]で、佐々木洵樹(29=POWER OF DREAM)が龍斗(23=K-1 GYM横浜infinity)と対戦することが決まった。
佐々木は、プロボクシングで東洋太平洋のランカーとしてリングに上がっていたが、キックボクシングに転向してPOWER OF DREAMの門を叩いた。軽快なフットワークと、サウスポーから繰り出されるキレのあるパンチを武器に、キックボクシングわずか3戦目で晃貴を下して、Krushバンタム級(53.0kg)王座を獲得していた。
今回の参戦にあたって、佐々木は保持していたバンタム級王座の返上を決めた。理由としては、「スーパー・バンタム級(55kg)で強い選手とガンガンやって、新たなステージに立っていきたい。(古川)会長と話をして、もともと体重もボクシング時代はフェザー級(57.15kg)でやっていて、55kgは強い選手もいっぱいいるので、挑戦したいっていう気持ちが強かった」と更なる強豪との対戦を見据えているからだ。
階級転向初戦で対戦する龍斗は、里見柚己や瑠久などの若手ファイターが揃う、 K-1 GYM横浜infinity所属の若手ファイター。戦績は、15戦 4勝(0KO) 9敗 2分で、佐々木の戦績を大きく上回る。空手をバックボーンとするファイターだ。
佐々木は、会見で龍斗が「(対戦が決まって)メチャクチャうれしくて。緊張と楽しみが沢山ある」と述べたのを聞いて、「龍斗選手の『嬉しかった』っていうのは当然だと思いますけど、その嬉しさをリングで『怖かった』と思わせるような試合ができればいいなと思ってます」と元王者として、壁になると言い切る。
お互いの印象について聞かれると、佐々木は「距離の取り方も上手いし、思ったより距離も、多分やってみると長いと思う。やっぱり、蹴りが巧いなって印象があります。ただ、蹴りを注意しているとパンチも来ると思うので、そこも注意したいと思います」と全くの油断はない。
龍斗は、「パンチが巧いのと、POWER OF DREAM独特のリズムがあるので、それに惑わされず行きたい。パンチが巧い選手なので、自分は土俵が空手なので、たくさん蹴って腕をぶっ壊しにいきたいなと思います」と警戒し、持ち味である空手仕込みの蹴り技で対抗するつもりだ。
佐々木にとっては、今回の階級変更は大きな一歩だ。Krushスーパーバンタム級で頂点に立つのは玖村将史、その他にも金子晃大、林勇汰、軍司泰斗など勢いのある選手たちが揃う。「ベルトも自分的に思い入れがあったベルトだったので、リスクを背負ってスーパー・バンタムにいく。やりたい選手が何人かいるので、一人ずつやっていきたい」と殴り込みをかけていく構えだ。
階級変更により、佐々木はこれまでのスピードに加えて“パワー”が増大すると予想している。「(練習で)ミットをやっていても、体重が増えた分、パワーが大きくなると思います。ただパワーに頼らず、今までどおりの技術とスピードでやりながら、倒そうと思わないでやれば自然と倒れるかな」と、今後もスピードを生かしながら戦っていくという。
龍斗にとっては、自身の実力をアピールする絶好のチャンスだ。「(このチャンスを)必ずものにしてから、トップ戦線に乗り込んで、Krushのベルトを狙ったり、K-1に出場させていただいたり。まずはこの試合にしっかり勝つというのが一番の考え」とこの1戦に集中していくとした。
さらに「今回、色んな方が佐々木選手の圧勝だと思うかもしれないですけど、それを覆すような試合をします。あと、横浜ジムは(里見)柚己や瑠久がすごい名前が通っているんですけど、龍斗がいるぞという試合をしたいと思います」と意気込んだ。
佐々木は、最後に「3月、試合流れちゃって色々ありましたけど、こんな状況で自分の試合を観て、少しでも元気になってくれるような試合をします」とファンに熱戦を誓った。
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