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【ONE】王者ロッタンが”宿敵”ペッダムにKO宣言「彼が打ち合いを避けないか心配」

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2020/07/30(木)UP

ロッタン三度目の防衛戦へ

 7月31日(金・日本時間)にONEバンコク大会『ONE: NO SURRENDER』が開催される。この大会は無観客で世界に向けライブ配信される。

 ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ世界タイトルマッチで、王者ロッタン・ジットムアンノン(23=タイ)vs挑戦者ペッダム・ペッティンディーアカデミー(22=タイ)が行われる。ONEから両者のコメントが発表されている。

 ロッタンは、2018年に那須川天心との激闘で一躍有名に。その後ONEに活躍の場を移して、2019年8月にONEフライ級王座を奪取。これまでに2度の防衛に成功している。

サウスポーからの強烈な左ミドルをたたき込むペッダム(左)

 ペッダムは、元ルンピニースタジアム認定バンタム級王者。昨年5月にはONEフライ級キックボクシング世界王座を獲得するが、初防衛戦でイリアス・エナッシにKO負けを喫し、王座から陥落。今回は、ONEムエタイの世界王座獲得を目指す。

 両者は過去2度対戦し、勝敗は1勝1敗のイーブン。互いを”宿敵”として意識している。

 1度目は17年5月、ラジャダムナンスタジアムでペッダムが卓越の試合運びで判定勝利。
 ペッダムはこの勝利を「キックのおかげで判定で勝った」と、得意の左ミドルを中心に制したと振り返る。またロッタンは「減量が難しく、体もまだ安定していなかった。終盤は力が出なかった。それが自分が負けた理由だ」と敗因を語る。

那須川をロープに追い詰め連打するロッタン

 2度目は18年2月、同じ会場で対戦しロッタンがペッダムを打撃でグラつかせ判定勝利した。
 再戦を制したロッタンは「全力を尽くすことができた。ペッダムは弱点を露呈させていた」と完勝だったと語る。ペッダムも「ロッタンに激しく打たれ、自分の弱点を見せてしまった。レフェリーはカウントしなかったが、自分はまっすぐ歩けず、判定で破れた」と負けを認めている。

 今回の試合についてロッタンは「彼よりも自分のほうがタフだ。ペッダムは過去2回戦った時よりも、かなり良くなっているが、まだ接近戦だけの戦い方だと言える。後にも前にも動け、パワフルなパンチのあるジ自分のほうが有利だ。このスタイルは僕に勝利をもたらしてきた。彼をノックアウトするつもりだ」と自信を持つ。

タイのトップファイターが一同に会し対決する

 さらに「懸念していることが1つあるとすれば、彼が後ろに下がり、打ち合いを避けないかということだ。ただ待って蹴るだけかもしれない。自分はこの戦いをクレイジーにしたいし、この大会最高の試合にしたい。向こうがポイントを集めて勝ちたいだけなら、自分は前に出て追いかけ、自分のやり方でやる」と打ち合いの末勝利すると宣言した。

 対してペッダムは「この戦いに勝つことができると確信している。彼の思っているように戦うつもりはない」とロッタンの戦法は通用しないと語る。
 自身のSNSでは「これは私の人生の中でも特に大きなチャンスだ。お互いに長所と短所をよく知っている。See you ”Ironman” 」と、この戦いに懸ける意気込みは大きい。

 この決戦が終わった後、ベルトを持っているのはどちらか。

◆今年1月、那須川天心とマススパーをし、何度も左ミドルを蹴りつけるペッダム

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