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【Krush】フェザー級王座決定Tに玖村修平、期待の新星・斗麗ら参戦、武尊や江川優生の巻いたベルトへ意欲

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2020/08/06(木)UP

トーナメントに出場する全選手(C)K-1

 9月26日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.117』の対戦カード発表記者会見が、8月5日(水)都内にて行われた。

 今大会では、江川優生の返上したベルトをかけて、8選手出場の第5代フェザー級王座決定トーナメントが開催される。今大会で1回戦を行い、その勝者4人が11月27日(金)に後楽園ホールで開催される『Krush.119』にて準決勝と決勝を戦い、優勝者が新王者となる。

トーナメント表

 一回戦では、玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)vs秀樹(レンジャージム)、森坂陸(エスジム)vs斗麗(WIZARDキックボクシングジム)、新美貴士(名古屋JKファクトリー) vs林勇汰(FLYSKY GYM)、林京平(湘南格闘クラブ)vs岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のカードが決まった。


対戦が決まった玖村(左)vs秀樹(右)

■玖村修平「他の選手とは経験が違う」、秀樹は下克上狙う

 玖村は、Krushスーパーバンタム級王者・玖村将史の兄であり、元NJKFバンタム級王者。昨年の6月にK-1両国大会の『スーパーバンタム級世界最強決定トーナメント』に参戦し、準決勝で敗退したが、優勝者の武居由樹とも拳を交えた。今回は1階級を上げての挑戦で、網膜剥離からの復帰戦となる。

昨年の6月のトーナメントでは世界の強豪と対戦した、玖村(右)

 弟がKrushで王者であるため、今回玖村がタイトルを獲得すれば、兄弟同時Krushチャンピオンとなるため「玖村兄弟でKrushのベルトを獲りたい」と意気込む玖村。さらに、「他の選手とは今までやってきた相手も違いますし、経験が違うと思うので、僕がこのベルトを獲らなきゃいけない」と王座奪取を宣言した。

 秀樹は昨年デビューしたばかりで、キャリアは4戦と少ないが、中村プロデューサーは「勢いのある試合を見せてくれている。かき回す存在になってほしい」と抜擢した。自身の持ち味を「気持ちとタフさ」と語った秀樹は、「番狂わせしたい」とトーナメントでの下剋上を狙っている。


森坂(左)が斗麗(右)と対戦する(c)K-1

■無敗の超新星・斗麗「来年江川チャンピオンに挑戦したい」、森坂陸「やりづらさ」を武器に王座戴冠狙う

 18年16歳でデビューした斗麗は、ここまで5戦5勝で無敗記録を更新中。これまで倒した相手の中には、現K-1王者・江川優生とKrush王座を争ったTETSUやベテランの伊澤波人も含まれている。

伊澤に対してスイッチしながら打撃を当ててKOした斗麗(右)

 今回のトーナメントの顔ぶれを見て、斗麗は「このトーメントに出ている選手は、世界一の団体が選んだ相手なんで楽な試合は一つもない」と過酷な戦いになると考えているが、「僕の邪魔する相手をシンプルに叩き潰すだけ。僕はトーナメントのメンバーを見た瞬間、行けるなと思いました」と自身たっぷり。

 今回のトーナメントを優勝した後には、「来年、江川チャンピオンに挑戦したいと思っています。全員力ずくで引きずり下ろします。このトーナメントは僕が優勝しないと面白くない」というように、世界チャンピオンとの対戦を示唆した。

ヒザ蹴りを繰り出す森坂(左)

 対する森坂は、変則的なファイトスタイルから繰り出されるパンチやバックブローなどを武器とするファイター。他の選手より優れている部分を聞かれると「スタミナと気持ちは自分も自信があるんですけど、やりづらさですかね。相手の思うようにさせないのが自分の得意なところだと思っているんで、そこで勝てたらなと思っています」という。そのファイトスタイルで優勝を目指す。


対戦する新美(左)と林(右)(C)K-1

■新美貴士は覚悟のトーナメント、林勇汰は復帰戦で大チャンス

 新美は、今年の7月に同トーナメントに出場する岡嶋と対戦して敗れているが、今回ビッグチャンスを得た。中村拓巳K-1プロデューサーは「トーナメントを勝ち抜くポテンシャルを秘めている」と期待を寄せるファイター。今回のトーナメントに懸ける思いは強く「全てを犠牲にしてでも、このベルトを絶対獲りに行く」と覚悟を示した。

 対する林は現K-1ライト級王者・林健太の弟。前回の試合となった昨年11月のKrush大阪大会では、玖村将史の持つKrushスーパーバンタム級のベルトに挑戦し、持ち前の前に出る圧力で玖村を苦しめた。会見では「復帰戦でいきなりチャンスもらえたので、気合いを入れてがんばります」と話した。


林(左)と岡嶋(右)が対戦する(C)K-1

■林京平は控えめベルト奪取宣言、岡嶋形徒「結局俺が一番強いんで」

 前回出場した2月のKrushでは一階級上のスーパー・フェザー級で戦った林京平は、元々フェザー級での戦いを視野に入れており、今回のトーナメントは満を持しての参戦となる。会見で多くは語らなかったが「がんばって努力してベルトを獲れるようにします」と、控えめながらもベルト奪取を約束した。

同じトーナメントに出場する秀樹(右)に勝利している岡嶋(左)

 対する岡嶋は昨年の9月のKHAOSでデビュー以来、4戦無敗の期待の新人だ。ABEMAの格闘リアリティショー『格闘代理戦争』出身で、まだ1年というキャリアだが、「フェザー級のトーナメントに出ている人はみんな強い選手ばかりで、出てない人も強い選手はたくさんいるんですけど、結局俺が一番強いんで」と、自信満々にコメントした。

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