【K-1】不可思が大幅進化を実感「K-1仕様の戦い方が出来上がった」=9.22大阪
9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館第1競技場)にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』に出場する不可思(29=クロスポイント吉祥寺)が、2日都内の所属ジムにて公開練習を行った。
不可思は急な夕立が降る中、ジムに姿を現すと、2分1Rの間パンチから左右ミドルを打ち込むミット打ちを披露。ベテランらしく仕上がりを確認するように一発一発しっかりとした打ち込みを見せた。
ミット打ちの後、会見に応じた不可思。ギラギラとした好戦的な姿勢が売りであり、19年5月のK-1参戦発表時には「K-1にケンカを売りにきた」と挑発した不可思だが、今回は対戦カード発表会見から落ち着いた様子を見せていた。その心を問われると不可思は「外敵という意識は今でもある」としつつも「シンプルに自分を高めていくのが楽しみ」と、挑戦の方向が変わってきていることを明かした。
今年3月に挑戦したK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ敗戦後から、不可思は元K-1ファイターの渡辺理想(わたなべ・ゆうと)氏が率いるIDEAL GYMでトレーニングを積んでいることを明かした。
不可思はK-1における4戦を振り返り「K-1のスタイルでできるトレーナーが定まってなかった」と、K-1のリングになじみ切れていなかったと語る。渡辺氏の指導はK-1のリズムに最適化された指導だといい、自身の進化度合いは「今までが50%だとしたら80%くらいに伸びてる」と、大きな手応えだという。
この半年のトレーニングで「K-1仕様の戦い方ができ上がっている」と実感している不可思。「ここからが第2章。進化した姿を見せる」と、K-1における真の戦いを始める構えを見せた。
今回対戦する平山迅(31=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の印象を問われると「ガツガツくる選手。パワーはある」と攻撃力を評価。しかし「油断しないでしっかりもらわないようにすれば問題なく勝てるかな」と、自らのレベルアップの成果に自信。「素材としては美味しい。実力差を見せて勝ちたい」と、K-1公式YouTubeチャンネルの企画「FUKASHI’S KITCHEN」になぞらえて”料理”すると宣言した。
今大会では不可思が敗北した安保瑠輝也が山崎秀晃を挑戦者に迎えてK-1スーパー・ライト級王座の防衛戦に臨む。再びタイトル挑戦を目指す不可思は「山崎選手に勝って欲しくないわけではないけど、瑠輝也選手とやれたらいいな」と安保への再挑戦を望んでいる。
改めて目標を「1年以内に挑戦させてもらいたい」と口にした不可思。”第2章”の始まりにふさわしい快勝を期待したい。
KNOCK OUTやRISEなど5つのベルトを獲得してきた不可思、K-1ルールに対応したことで6つ目のベルトがターゲットに入った。果たしてタイトルマッチの実現はいつになるか。
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