【K-1】加藤久輝、杉本仁は”パワー不足”「1発狙い、ぶっ倒すのが僕の理想」
9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』において、[K-1クルーザー級(-90kg)3分3R延長1R]で杉本仁(29=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦する、加藤久輝(37=ALIVE)が公開練習を行なった。
加藤は日本人の父とフランス人の母から生まれ、ハンドボールの日本代表に選ばれたという異色の経歴を持つファイター。格闘家に転向してからは、大道塾で全日本大会・重量級5連覇、第2代HEAT総合ルールミドル級王者に輝くなどの活躍を見せ、アメリカの総合格闘技団体『Bellator』にも参戦した。
2018年6月のK-1初参戦では”日本重量級のエース”と称された上原誠を撃破。19年3月には、K-1王者のシナ・カリミアンとのタイトルマッチで惜しくも敗れたが、同年12月の再起戦では、K-Jeeを見事にKO。だが、今年の初戦となった、Krushクルーザー級タイトルマッチでは。K-JeeにKO負けし、リベンジを許した。今回が再起戦となる。
前回の試合で失敗したことは「無観客イベントになってメチャメチャ(大会の)流れが早くて、試合までの準備や食事の時間をミスしたことです。まだお腹がいっぱいで消化している途中で、正直全然動けなかったです(苦笑)」と、戦いの前のコンディション作りを誤り、良いパフォーマンスが見せられなかったという。
敗戦を喫したK-Jeeの実力を称えた上で、「K-1は距離とタイミング・間合いに独特のものがあるので、それへの慣れが必要。K-1ルールの試合と練習を続けて、徐々にそれが出来るようになったと思います」と引き続きルールに対応しながら、次戦に向けて歩みを進めている。
今回、対戦する杉本に関しては「器用でタイミングが良いし、足技も豊富な選手だと思います。ただ、パワーで言うとそこまでないので、クルーザー級の選手にしてはパワー不足かなと思います」と認めつつも、破壊力の面において他選手より劣っていると分析する。
この試合をクリアーした先に見据えるのは、1勝1敗のK-Jeeと、19年3月のタイトルマッチで惜しくも判定で敗れたカリミアンとの戦いだ。来年には、再びカリミアンとのタイトルマッチに漕ぎ着けたいところだ。
そのためにも、加藤はKO決着に対するこだわりは揺るがない。「クルーザー級でダラダラ、アウトボクシングして判定で勝つのは、誰も見たくないし、クルーザー級の面白さも出てこない。これから自分が急にスタイルを変えて、チョコチョコとジャブを出して、チョンチョンと前蹴りを出して、その回数で勝ちましたってそんな試合は僕もしたくないです。1発を狙い、ぶっ倒すのが僕の理想の勝ち方」と、やはり一撃必殺の拳や破壊力満点の蹴りで、倒しにいく構えだ。
「杉本選手は結構KO勝ちが多い選手なので、向こうもKOを狙ってくるだろうし、僕も判定でジャッジに勝敗を任せないようKO決着したいです」と、相手もアグレッシブに戦ってくることを見据えての発言だ。
最後に「今はコンディションがいい感じで体が動けていて、全然年齢は関係ないし感じない。今は攻撃にパワーも乗っています。あとはしっかり調整して怪我をしないよう、試合に出たいです。もちろん今回もKOを狙いにいきます」と意気込んだ。
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