【ボクシング】ロマチェンコとロペスがサイン、4団体統一戦が10.17ラスベガスに正式決定
世界ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)と、IBF同級王者テオフィモ・ロペス(23=米国)との対戦が10月17日に決定した。4団体統一戦となる。
昨日8日、ロマチェンコとロペスが契約書にサインをしている模様を米大手ボクシングプロモーションのトップランク社がSNSで紹介し、同日深夜に10月のラインナップを紹介した。井上尚弥(大橋)vsジェイソン・モロニー(オーストラリア)が10月31日(現地時間)に行われるほか、4団体統一戦として10月17日(現地時間)にロマチェンコvsロペス戦が行われることも掲載されていた。
場所はラスベガスで、放送は米国内のスポーツ専門チャンネルESPNでの中継となる。ロマチェンコに挑むロペスは「ロマチェンコを倒してベルトを奪う。それだけだ。歴史を作るためにラスベガスに行くんだ。小さな歌姫ロマチェンコの君臨は終わろうとしている」と息巻いている。
以前から両者の対戦が交渉されてきたが、コロナ禍でファイトマネーは低めだった。報道ではロマチェンコは350万ドル(約3億7千万円)のファイトマネーで同意したものの、ロペスは125万ドルのファイトマネー提示では不満を示し、これまで合意が得られなかった。しかし、海外の報道によるとロマチェンコがファイトマネーを325万ドル(3億4千万円)に減らす事を承諾。減らした25万ドルをロペス側に移し、ロペス側は150万ドル(1億6千万円)のファイトマネーになったことで合意に至ったようだ。
ロマチェンコは2度の五輪金メダルを獲得し現WBAスーパー・WBC・WBO世界ライト級統一王者。
一方、IBF同級王者のロペスは23歳と若く伸び盛りで、リオ五輪代表選手を経てプロ転向。19年7月にOPBF東洋太平洋ライト級王者の中谷正義とIBF世界ライト級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(118-110×2、119-109)の判定勝ちで王者リチャード・カミーへの挑戦権を獲得。そして5ヶ月後の12月14日、IBF世界王者カミーと対戦し、2回1分13秒TKO勝ちを収め王座を獲得している。この若き王者にロマチェンコは勝利し4団体制覇となるか。
・ワシル・ロマチェンコ(32)=身長170cm/リーチ166cm /左ボクサーファイター /プロ戦績:14勝(10KO)1敗(現WBAスーパー・WBC・WBO世界ライト級統一王者)
・テオフィモ・ロペス(23)=身長173cm/リーチ174cm/右ボクサーファイター /プロ戦績:15勝(12KO)無敗(IBF世界ライト級王者)
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