【K-1】卜部功也、三階級制覇に難色「同門対決(vs山崎秀晃)はやりたくない、秀さんは怖い」
9月22日(火・祝)、エディオンアリーナ大阪にて行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1秋の大阪決戦~』の-63.5kg契約のワンマッチで篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級王者)に判定勝利したK-1二階級制覇王者・卜部功也(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、大阪市内にて行われた一夜明け会見に出席した。
「1年2ヶ月ぶりに勝ててホッとしています」と、二連敗から再起戦を勝利で飾った篠原戦を振り返る卜部。試合は互いにダウンを奪う激戦で、延長までもつれ込んだが、ジャブと左ミドルで距離感を制し、決定打を許さなかった卜部が判定勝利でテクニシャン健在をアピールした。
試合前日の会見でコンディションの仕上がりを聞かれると「バッチリです」と話していた卜部だったが「思っていたとおりに動けなかったというのもあったりとか、まだ反応の部分でスピードが遅れている」と、苦戦の原因を振り返る。
篠原が用意した自身への対策も評価し「たまたまもらわなかっただけで、今回の勝利は運の要素もあったと、いろいろなことが関係して勝った気がしました」と、反省の要素も多いようだが「試合を重ねなきゃ戻ってこない。足りなかった部分もあるのでそこもトレーニングを取り入れる」と、すでに改善に向けて前向きだ。
延長戦の後、自陣コーナーへ戻ってきた時に苦笑いを浮かべていたが「最後に倒しに行かなかったら」と、その時の心境を語った卜部。「お客さんとの勝負ができなかったです。自分自身が満足してしまった。そこの勝負がプロとしてはダメでした」と、理由も明かした。
これまで元スーパーフェザー級(-60kg)、元ライト級(-62.5kg)の王者となり、今回はさらに1kg増やし-63.5kg契約のキャッチウエイトに挑み勝利。試合直後は「-65kg(スーパーライト級)でベルトを狙う」と三階級制覇への意気込みを示した卜部だったが、同門の山崎秀晃(33)がメインでスーパー・ライト級(-65kg)タイトルマッチでKO勝利。卜部vs山崎の同門対決が期待された。
しかし卜部は今日の一夜明け会見で一転「その階級には行かないです。一番スパーで効かされているのが秀さんなので。それぐらい怖いのでやめておきます。同門対決はやりたくないです」と同門対決には否定的な様子。それでも三階級制覇に挑むには「タイミング」と語ったことから山崎が何らかの形で王座で無くなれば同門の敵討ちとして三階級を狙うことも考えられる。
今は山崎の階級には行かないと言った卜部、今後の目標は「62.5kg(ライト級)でもやり残した相手がいるので頭に入れていますし、目標設定としてはあり。お客さんと勝負していかなければいけないと思う」と、KO決着を狙う試合内容はもちろん、自身が敗れているKrushライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレックの名を出すなど、対戦相手にもこだわっていくとした。
なお、今回卜部が勝った篠原は18年12月にゴンナパーにKO勝ちしている。ゴンナパーは昨日のK-1で林健太とのK-1ライト級タイトルマッチが決定していたが、林が怪我のため試合が延期となっている。ゴンナパーがK-1ライト級王者となり、ゴンナパーとのリマッチで2度目のK-1ライト級のベルトを獲得するのも面白いかもしれない。
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