【フード】空手女王・植草歩がこだわるトレーニング前の高タンパク、低脂肪、炭水化物の食事法(動画あり)
東京五輪の女子組手61kg超級の代表に内定している植草歩(28=JAL)が自身のYouTubeチャンネル『植草歩のうえちゃんねる』で、トレーニング前の朝食について紹介した。
植草は”空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ”との愛称でも知られ、16年には世界68kg超級優勝、昨年のプレミアリーグでは2度の優勝を勝ち取っており、東京五輪の金メダル有力候補だ。
自ら選んだ68kg超級だが、大学時代から参戦する68kg超級では当初体重が足りず、計量前に水を多く飲んで一時的に68kgを超えさせ試合に挑んできたが、数年かけ食事と筋トレで徐々に身体を大きくしていった。
そんな植草が「【抜き打ちチェック】筋トレ最強女子アスリートがトレーニング前に食べる商品5選」とスタッフに食事メニューを抜き打ちチェックされた映像を、自身のYouTubeに9月30日にアップ。
何とも興味深いタイトルだったが、この日の朝は普段より寝過ごし、急いでトレーニングジムへ。そこで今回は練習前の朝ごはんとして、コンビニで購入した食品を「ずぼらアスリートでもできる実践食」として説明している。
朝が弱いという植草、普段からこのような食事なのかと植草に編集部から取材したところ、週5回はご飯や魚など、しっかりとした朝食をとっているとのことで、このコンビニ食は週1〜2回といったところ。
今回、トレーニング前に眠そうな顔で、ゆっくりりんごをかじっている植草。身体は徐々に目覚め始めたところか。さて、この抜き打ちに出てきたものは?
<植草がコンビニで選んだ食品>
1.りんご
果物は酵素が含まれているため、皮ごと食べるという。
2.干し芋
甘栗を探していたが無かったため代わりに購入。食物繊維、カリウム、炭水化物(糖質)が摂取できるため。
3.バナナ
バナナはビタミン、ミネラル、炭水化物が豊富で、かつ低脂肪、そして吸収が良く、早くエネルギーに変わるため運動前には最適。
4.飲むパックのプロテイン2本
練習の前後
5.オクラスナック
ビタミンも含まれる低カロリーなおやつとして購入
普段の朝ごはんは、ご飯、鮭、みそ汁、副菜、ヨーグルトなど。植草は鮭を朝に摂取することで”幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの上がりが良くなるという。またご飯の炭水化物は多糖類のため単糖に分解されてから小腸で吸収されるため、体への吸収に時間がかかる。ご飯は練習の2~3時間前にとり、ゆっくり吸収されるため、長いトレーニングにはスタミナが持ちやすいと言われる。
バナナは果物に代表される単糖類なので多糖のように分解の必要がなく、早く小腸から吸収され、トレーニング30分前などに取ると効果は発揮するが長時間の場合は、トレーニングの合間にエネルギーが切やすい。そこから更にトレーニングを続けると筋肉分解(筋肉から栄養をとる)で筋力低下を起こす可能性があるため、スポーツゼリーなど素早く身体に吸収できるものを摂取することになる。植草は動画で干し芋の摂取時間は2時間ほど前という。栗や芋は多糖類なので吸収が遅く、トレーニングの2時間ほど前の摂取で運動中の筋持久力を維持していく。
植草は栄養の知識は豊富だが、朝遅く起きて、トレーニングまで間に合わない場合はタンパク質と糖質摂取に、バナナとプロテインだけを摂取するそうだ。
普段、食事については1日に現在6食ほどとっており、それが、筋肉と体重維持につながっているという。
なお、動画では、しょっぱいものが食べたい時はマグネシウム不足で海藻類系を取ると言っていたが、取材では、突然の抜き打ちで混在していたと答え、実際はマグネシウム不足ではなく、ミネラル不足とのこと。スポーツ選手はなど汗が多く出るため塩分やミネラル(ミネラル7種の中にはマグネシウムもある)が不足しやすい。
マグネシウム不足は甘いものやチョコレート。そこから離れるためにマグネシウムが豊富なナッツを摂取することでチョコレート離れができているという。
普段からスポーツをしている方はぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。
(トレーニング&インタビュー写真提供:植草歩のうえちゃんねる)
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