【ONE】王者ニューイェンに挑むKO率85%の挑戦者タン・リーが自信「彼はついて来られない」
10月30日(金)ONE主催の2020年最大級のイベント『ONE:INSIDE THE MATRIX』(シンガポール・インドアスタジアム)にて、[ONE世界フェザー級タイトルマッチ]で対決する、同級王者マーティン・ニューイェン(31=ベトナム・オーストラリア)と、挑戦者で同級3位タン・リー(35=米国)の試合直前コメントが主催者から届いた。
ニューイェンは2014年にONEと契約。これまでマラト・ガフロフ、エドゥアルド・フォラヤンを破りONEの世界2階級制覇を達成。2018年3月にビビアーノ・フェルナンデスの持つONE世界バンタム級のタイトルに挑むが、2-1の判定で史上初の3階級制覇を逃している。
戦績は13勝3敗で打撃を得意とし、ほとんどの勝利を1Rから2Rの早い段階で決めている。
対するリーは父親が教えていたテコンドーをベースとし、13年にプロMMAデビュー。18年にLFA(米国の総合格闘技団体)のベルトを獲得。ONEには19年5月に参戦し、3勝3KOの戦績だ。MMA戦績は11勝2敗。
こちらも強烈なフィニッシュ力を持ち、11勝のうち全てが打撃によるKO勝利。また戦績サイト『tapology』によると、勝利した試合の最長は2R1分35秒。うち9試合を1Rで決めている。
今年1月に元修斗環太平洋フェザー級王者・高橋遼伍を1RKOに下し、勢いに乗り今回の王座戦に臨む。
王者・ニューイェンは今回の試合について「僕も彼も、タレント性のあるファイターだし、力のあるストライカー。どちらも相手にダメージを与えてフィニッシュすることを狙う、そんなファイトスタイルだからね。だけど僕らには、グラップリングでも同等のスキルがあることは明確だよ」と同型のファイターであることと認める。
そして「今回のタン・リーとの試合に関しては、勝ちへのハンドルを握った方が勝つ。誰よりも勝利を渇望する者が勝つ。間違いなく僕が勝ちに行くよ」と自信を持つ。
ゲームプランについては「特になくて、純粋に自分のスキルを見せつけて、ベストを尽くすだけ。タン・リーのレコードで言うと、2ラウンドが彼の最長だったかな。もしも、そこまで来たら、彼を未知の世界に引きずり込みたい。ただ、5ラウンドまで待つつもりはない。試合開始のゴングが鳴って、ケージに入り込んだら、もう勝ちに行くだけだからね」と長いラウンドでは自分が有利としながらも、早期の決着で自分が勝利すると語った。
■挑戦者リー、全局面で王者より上回ると自信
対するリーは王者について「控えめに言っても最高のチャンピオンだと思う」と絶賛しながらも「でも、僕とのスキルセットの違いで、彼はこの戦いで制限されると思う」と自分との戦いで力を出しきれないだろうと言う。
続けて「僕の動きは、彼がついて来られないレベルの複雑さがあるよ」と自分が全てにおいてニューイェンより上回っていると語った。
■両者の試合予想、松嶋こよみ、高橋遼伍は王者有利と予想、その理由
また今回の試合の予想として、昨年ニューイェンと世界タイトルマッチで対戦した松嶋こよみは「最終ラウンド(5R)までもつれ、最終的にニューイェンが試合を作り、判定でニューイェンが勝つと思います。タン・リーが勝つとしたら、短期で決まる場合かと思います。どちらが勝つのか予想が本当に難しいです」と予想が困難なほど拮抗していると語る。
今年1月にタン・リーと対峙した高橋遼伍は「自分の予想はマーティンの勝利です。タン・リーは距離が遠いので、自分の距離にするまでに時間がかかるかもしれませんが、チャンピオン(マーティン)はレスリングも出来るのでテイクダウンを取りにいくと予想しています」とレスリング力のあるマーティンが試合を制するだろうと予想した。
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