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【K-1】K-Jee、念願の戴冠に「やってやったぜ」今後は強豪外国人交え「レベルの高いクルーザー級に」

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2020/11/04(水)UP

会見に出席した、第2代K-1クルーザー級王者に輝いたK-Jee

 11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催された『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、11月4日(水)福岡市内にて行われた。

 昨日のメインイベントで、王者シナ・カリミアン(32=イラン/POWER OF DREAM)を下して新王者に輝いたK-Jee(29=K-1ジム福岡チームbeginning)が、一夜明け会見に出席した。

魂を込めたパンチをカリミアンのボディに強打するK-Jee

 試合では、K-Jeeが序盤からカリミアンに近距離の攻防で立ち向かい、強烈な左右のボディフックを豪快に振るい、顔面にパンチを繋いでダウンを奪う。さらに、パンチの連打で怒涛の攻めを見せ、セコンドからのタオル投入を呼び込んだ。

 中村プロデューサーは、昨日のK-Jeeの王座戴冠に「K-Jee選手が、どうやってシナ選手に勝てばいいのかを取り組んできた結果が試合に出たと思います。チャンピオンとして、クルーザー級、そして九州の顔として引っ張っていって欲しい」と期待を寄せた。

K-Jeeがカリミアンからパンチでダウンを奪う

 決戦から一夜明けて、K-Jeeは「技術的な反省はあるが『やってやったぜ』って気持ちはあります。王者になれてステージが一つ上がって、スタート地点に来たので、このステージをどう駆け上がって行くか戦略を練っていきたい」と、先を見据えている。

 熊本出身で現在は福岡を拠点とするK-Jee、念願の福岡大会で戴冠を果たしたことについて「まだ実感は特にないですが、これから実感や王者になった責任が出てくると思います。ただ『獲った』じゃいけないし、選手は戦うだけじゃいけない。K-1というものを使って仕事をしていかないといけない」と“スタート地点に来た“との言葉通り、これからが勝負だという。

「レベルの高いクルーザー級に」と気を引き締めたK-Jee

 重量級は、体格で上回る外国人選手がこれまでタイトルを獲得しており、その中で王座を戴冠したことは快挙とも言える。だが、K-Jeeは「まだK-1の選手は、ほとんど日本人しかいない。今は外国人も呼べない。これから外国人選手を呼んでレベルの高いクルーザー級に、K-1になってくる」と満足げな様子はなく、気を引き締めている。

 九州初開催となる大会でメインの大役を果たして「九州の選手は気合いが入っていると思いました。来年はテーマを作って、九州vs本州とかで、いつも活躍している本州のトップ選手を九州の選手が迎え撃つ展開に持っていきたい」とテーマ性の持った大会を開催しても面白いと提案した。

 世界チャンピオンとなったK-Jeeが、重量級の中心でどのような活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

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