【RISE】女王・寺山日葵“憧れの存在”RENAと「おこがましいけど、話があれば対戦してみたい」
11月1日(日)エディオンアリーナ大阪で開催された『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』のトーナメント優勝を飾った初代RISE QUEENミニフライ級王者の寺山日葵(19=TEAM TEPPEN)。
女子-47.6kg最強の称号を手にした19歳の若きクイーンに対し、その次戦の対戦相手に興味が集まるが、翌日の一夜会見では、本人の口からは戦いたい相手の名前は出なかった。
そこで、イーファイトが取材で、“あと数試合で格闘技から引退すると宣言したRIZINで活躍するSB女子世界フライ級王者RENAとの対戦に興味はあるか?”と質問。寺山は自身を「試合が決まってから考えるタイプだから、もともと誰かと対戦したという気持ちはない」と前置きしながらも「手を合わせてみたいと言う気持ちはある。でも、RENA選手の格闘人生なので、自分が(対戦要求を)口にするのはおこがましい」と即答。
しかし、“仮にRENA選手との試合のオファーが来た場合は?”と突っ込んだ質問を投げると「その場合はもちろん戦ってみたい。でも、彼女はずっと見てきた憧れの存在。一人のファンとして最後の道を見たいという気持ちもある」と、正直な気持ちを語った。
寺山がキックボクシングを始めたきっかけは、女子格闘技の注目をお茶の間にまで広めたRENAの存在だ。ジャニーズファンの寺山はRENAがTV番組で大好きな嵐と共演しているのを見てキックで有名になったら嵐と共演できると思い、キックに挑戦したという。
そんな寺山は2日に自身のブログで『結果報告』というタイトルの記事を投稿。その中で、今回のトーナメント1回戦でerika♡に判定勝利したが、優勝候補への期待の裏返しか、SNSには厳しいコメントが多数寄せられ、そのことで常に自分を応援してくれる両親から「守れなくてごめんね」と謝らせてしまったことを告白。
好きなことをやらせてもらっているのに、応援する周囲の期待に応えられずその上に頭を下げさせてしまった自身の不甲斐なさを感じ「どん底を味わった」と振り返った。
王座にたどり着くまで苦しみ抜いた赤裸々な心情を綴った投稿に対し、RENAから「おめでとう。デビュー戦から見てるけど、格闘家しても本当に強くなったね。どこまで強くなるのか、今後も楽しみにしています」と祝福のメッセージを受けた寺山。憧れからの温かい言葉に心の底からじんと熱くなったという。
寺山が優勝した今回の最強女子トーナメントをプロデュースしたのは神村エリカ女史。神村は現役時代の2011年、女子キックの“国内頂上決戦”と謳われた初代RISE QUEEN決定戦でRENAと対戦し判定で破れている。その神村が“育成”する寺山が、日本の女子格闘技人気を牽引した“ツヨカワ・クィーン”に、階級も世代も越えて挑戦するのか、注目したい。
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