【レベルス】引退前哨戦の元王者・北川”ハチマキ”が計量パス、現王者・良太郎と最強の”凡人対決”に「14年半の集大成をみせる」
11月8日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.67』の前日計量が7日都内にて行われた。
第7試合 64kg契約 3分3回戦(延長1R)REDルールで対戦する良太郎(池袋BLUE DOG GYM)、北川“ハチマキ”和裕(PHOENIX)が計量に臨み、良太郎が63.90kg、北川が63.95kgで計量をパスした。
北川は今年6月のNKBの一戦を最後に引退を表明していたが、新型コロナウイルスの影響にため大会が延期。引退試合の前に、過去に2本のベルトを獲得したレベルスで一戦挟むこととなった。
北川は「NKBで終わると言っていたけど、応援してくれた人たちがレベルスでやることを喜んでくれるとは思ってたので、もう一度できたらと思っていた」と、レベルス参戦の背景を説明。「今回出ることにしてよかった。モチベーションはすごく高い」と、引退前哨戦に挑む喜びを語った。
一方で試合に向けた練習をこなす中「改めて練習してみて、自分はセンスがないと感じた。キックを始めてから14年以上でこれかという思いがある」と、自らが”天才”ではなかった実感を告白。それを踏まえて「世の中の人は、自分の人生でうまくいく人が少ない。僕に思いを乗せてくれるのはそういう人たち。数多の凡人の代表として、14年半の集大成を見せたい」と、ファンの思いを背負ってリングに立つ構えを見せた。
対する良太郎は北川との対戦を迎え「(北川の)レベルスでの最後の試合、僕が介錯人ということで。叩き潰すとはいわないけど、ふたりでいいものを見せられたらいいな」と、先輩王者である北川への敬意を表した。
しかし北川の「凡人」発言には異を唱えた良太郎。才能が無いと自己評価した北川を「半数以上のキックボクサーがみんなそう思っている」と、特別な存在ではないと切り捨てた。
その心は「僕はジムの代表もやっているので、才能が潰れていくのもみたし、ダメだと思ったらチャンピオンになった子もいる」と、才能だけが選手の価値ではないと説明。「ハチマキ選手は二階級を制覇していて凡人ではないが、凡人であるという思いを活かして努力し、ここまで上ってきた。(その姿勢は)同業者としては当たり前のこと」と、多くの選手を育成してきた良太郎ならではの“ハチマキ論”を展開した。
そう語る良太郎は凡人なのかという質問には「僕は凡人なんてもんじゃない」と答えた良太郎。「球は投げられない蹴れない。殴る蹴る以外何もできない。14歳からやってるんで、ハチマキ選手よりやってるんじゃないか?凡人率でいったら僕の方が上かも」と、自らもまた凡人である考えを示した。
それを踏まえ「凡人もアホみたいにやれば”きょうじん”になれますからね。狂った方(狂人)にも、強い方(強靭)にもなれる。凡人の方がいいですよ。コツコツやって。」と、良太郎は凡人だからこそ至れる高みがあるという持論を語った。
良太郎の言葉を受けた北川は、改めて「いい試合がしたいですよね」と、明日の試合にむけ改めて意気込み。「良太郎選手が言ったみたいな気持ちでやってもらえれば、いい試合ができるんじゃないかな」と、レベルス最後の戦いである”凡人対決”に期待をあおった。
<計量結果>
▼第7試合 64kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-RED ライト級王者) →63.90kg
vs
北川“ハチマキ”和裕(PHOENIX/元REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者) →63.95kg
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