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【K-1】ライト級王者・林健太が雪辱の初防衛戦へ、宿敵ゴンナパーに「もう負けたくない、勝ちたい」

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2020/11/11(水)UP

強烈な右の拳を振るう林(右)

 12月13日(日)両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の[K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者ゴンナパー・ウィラサクレック(27=タイ)を迎えて、初防衛戦を行う王者・林健太(26=FLYSKY GYM)のコメントが主催者を通じて届いた。

 本来、林は今年9月のK-1エディオンアリーナ大阪大会で、ゴンナパーとタイトルマッチを行う予定であったが、林の怪我による欠場で延期に。今回は、林にとってもゴンナパーにとっても念願の試合となる。

王者として負けられない戦いに挑む林(C)K-1

 18年12月に篠原悠人にKO負けを喫して以来、3連勝と絶好調のゴンナパーに対して、林は今年3月に朝久泰央にダウンを奪われて判定負けし、チャンピオンとして崖っぷちだ。今回の試合に敗れれば、王者としての地位も失うことになる。

 林が欠場している間、9月の大阪大会では兄貴分である山崎秀晃が豪快KO勝利で、K-1王座を戴冠した。「ヒデさんの覚悟をすごく感じて。あの大舞台でチャンピオンになって、凄く刺激を受けましたね。ライト級とスーパーライト級のベルトを2人でずっと守っていきたい」と防衛戦で負けられない理由が増えた。

 17年にゴンナパーに敗戦したことは、林にとってジムを移して練習環境を変えるなど格闘技人生の転機になった。「それ(ゴンナパーへのリベンジ)があるからこそ、常に高いモチベーションで試合も練習も続けてくることが出来たし、今でもゴンナパー選手にやり返したい気持ちはあります」と敗戦を糧に努力を続け、リベンジのチャンスが巡ってきた。

王座を戴冠した林

「今は他にも背負ってるものが沢山あるし、何より絶対にベルトを失いたくない。だからいざ戦うとなると、ゴンナパー選手へのリベンジでもあるんですけど、そこはあまり気にならないというか。とにかくもう負けたくない、勝ちたいっていう気持ちですね」と勝利への執念を見せるという。

 今年3月の『K’FESTA.3』で朝久を相手に不覚をとった際には「色んな人が俺と一緒の気持ちになって悔しいと思ってくれて、中には悔しすぎて泣いてくれた人もいた」と周囲の方の思いに応えられなかった悔しさから、「周りの人間を二度とそんな気持ちにはさせたらあかん」という覚悟をリング上で見せるつもりだ。

17年11月にゴンナパーにKO負けした林、リベンジなるか

 昨年に林は、ジムのフンファー会長を亡くしている。「会長は『ケンタ、ゴンナパーは絶対大丈夫』ってずっと言ってくれていました。会長が亡くなって、今はキヨソンセン(キヨ)がトレーナーとしてずっと教えてくれているけど、去年11月のK-1横浜大会で僕が勝って以来、FLYSKYGYMのプロ選手はずっと勝てていない。それでキヨが『俺の指導がダメだから勝てないのかな』みたいに言ってたというのを聞いて、会長の意思を継いでジムで指導を続けているキヨのためにも、僕がゴンナパー選手に勝って“キヨの指導は間違ってない”と証明したい。ほんま今回はいろんな思いがあるから、絶対に勝たな(いといけない)と思います」と話す。

 最後に「3月に負けて、沢山の人に悔しい思いをさせてしまいました。でも顎が折れて病室にいるときに色んなメッセージをもらって、それが本当に胸に響きました。次は絶対に勝つという気持ちは3月の試合以降ずっと持ってます。もう覚悟は決まっているので、試合ではすごく強い姿を見せて、家族、周りの人たち、会長、キヨ、ジム、色んな人の想いを背負って勝ちます」と熱く語った。

☆12.13 K-1 対戦カード、イベント情報はこちら

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