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【RIZIN】堀口恭司が朝倉海に雪辱宣言、1年4ヶ月ブランクと2週間のコロナ隔離も「きっちりやり返す」

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2020/11/13(金)UP

滞在先の米国からZOOMを利用して会見に参加する堀口(左)

 今年の大晦日 12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.26』の記者会見が11月13日に行われ、メインイベントで、現RIZINバンタム級王者の朝倉海(27=トライフォース赤坂)とのタイトルマッチが決まった元RIZINバンタム級王者の堀口恭司(30=アメリカン・トップチーム)が滞在先の米国からオンラインで会見に出席した。

 会場に設置されたスクリーンにTシャツとキャップ姿で映し出された堀口は「前回、きっちりKOで負けたので、今回はやり返したい。ぜひ見ててください」といつもの淡々とした表情。

堀口(左)と朝倉(右)が大みそかで激突=写真は19年10月に両者のタイトル戦が決まったときのもの。後に堀口が怪我で中止に

 十字靭帯を損傷の大怪我で1年4ヶ月もの間リングから遠ざかっているが、現在の状況を尋ねられると「もう試合できるかなというコンディションは作れている。本格的な練習は夏から」と、戦う準備はできているという。
 さらに、その期間4試合を行い王者となった朝倉について「試合は見ている。成長しているし、強い選手だと思う」と朝倉の成長ぶりを認めた。

 会見途中で榊原代表が、堀口は滞在先の米国から入国する為、新型コロナウィルス対策として入国時にPCR検査を受け結果が陰性であっても、“2週間の隔離生活”に置かれることを説明。RIZINと堀口サイドは話し合い、隔離中はホテル待機など、できる限り最善の練習環境を整えるという。

前戦、朝倉のクロスカウンターを受けKO負けする堀口(左)

 1年4ヶ月間の長期ブランクと、試合前の最後の調整時期に2週間の隔離生活と、不利な条件が揃ってしまった堀口だが「いつやろうが、マイナスとは思っていない。去年、試合一回飛ばして海くんには待ってもらっているので、そんなに待たすわけにはいかない。自分はいつでも準備できている」と気にする様子はない。隔離状態での最終調整については「未定だがしっかりと動ける様に調整していきたい。セコンドと一緒に入る」と、練習環境にも不安はない様子をみせた。

 再戦での試合展開については「試合になってみないと分からない。打撃戦で終わる可能性もあるし、寝技だったり、トータルで勝負するかもしれない。どの状況でも勝てる様に準備する」と全局面で堀口と対峙すると強い口調の朝倉に対し「そうなるね。同じ意見です」と、いつもの飄々としたにこやかな笑顔で答えた。

 堀口は最後に「格闘技は野蛮に見られているが、ドラマがある良いスポーツだと思う。しっかり怪我を克服して大晦日は勝利するので楽しみにしてください」と締め括った。

会見で堀口の写真を持つ朝倉海

 堀口と朝倉は昨年8月の『RIZIN.18』にて、ノンタイトル戦で対戦し、朝倉が1R1分8秒でKO勝利。その試合直後の会見から朝倉は「大晦日にベルトをかけて戦ってほしい」と王者・堀口に対戦を要求し、同年の大みそかに朝倉が挑戦者としてタイトルマッチが決定したが、堀口の十字靭帯を損傷の怪我で中止に。長期戦線離脱のため、堀口は王座を返上した。
 この王座をかけ朝倉とマネル・ケイプ(アンゴラ)が大みそかに対戦しケイプが勝利したが、UFCに移籍のため返上。今年8月の扇久保との王座戦で朝倉がTKO勝ちし、王者となったため、朝倉と堀口の再戦を熱望する声が多く上がっていた。

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