【ボクシング】ドネアvsロドリゲスに対戦変更、王者ウバーリがコロナ禍で渡航できず
12月12日(日本時間13日)、米にて行われる予定だった[WBC世界バンタム級タイトルマッチ]で王者ノルディーヌ・ウバーリ(34フランス)と、元世界5階級制覇王者で同級1位のノニト・ドネア(37=フィリピン)戦がウバーリの出身国フランスの渡航規制により、中止になったと、メキシコ版の「ESPN」や米専門メディア「ボクシングシーン」などが報じた。(※のちにウバーリのコロナ感染によるものと報じられた)。
ドネアの相手はウバーリの代役として元IBF世界バンタム級王者でWBC同級4位のエマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)となり1週間後の12月19日に延期され試合が行われると言う。
ウバーリの出身国フランスでは新型コロナ感染拡大により、2週間前から都市封鎖(ロックダウン)を再開。ニュースサイト「News Week」ではフランスでは11日には1日で3万5879人のコロナの陽性者が確認され、累計は186万5538人と、欧州・ロシア地域で最多となったと報じている。
ドネアと戦うことになったロドリゲスは18年5月にIBF同級王者となり、続く10月のWBSSでジェイソン・モロニー(オーストラリア)と対戦し判定勝ちし、王座初防衛に成功した。19年5月にはWBSS準決勝で井上尚弥(大橋)にKO負けを喫し防衛に失敗、プロ初黒星を喫している。同年11月には再起をかけルイス・ネリ(メキシコ)と対戦予定だったが、ネリの体重超過により中止に。今回1年7ヶ月ぶりの試合となる。
WBCはこのドネア、ロドリゲスの勝者とウバーリを対戦させるとしている。この一戦が暫定王座戦になるのではとも言われているが、ウバーリが休養王者となり、この一戦が正規王座決定戦の可能性もゼロでは無い。WBCでは正規王者が医学的な理由で半年間を超えて戦線を離脱する場合に休養王者として認定されるためだ。これに関してはWBCの発表を待ちたい。
また、WBA、IBF王者の井上尚弥はバンタム級の統一を望んでおり、ドネアとウバーリの勝者とWBCの王座をかけた対戦を視野に入れた発言をしていた。今回の一戦もROAD TO 井上尚弥とも言えるため、注目される。
【選手DATA】
・ノニト・ドネア(37=フィリピン))/身長:170cm/リーチ:174cm
戦績:49勝(26KO)6敗=現WBC同級1位、元世界5階級制覇王者でこれまで主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)を制している。
・エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)/身長:168cm/リーチ:169cm
戦績:19勝(12KO)1敗=現WBC同級4位、元IBF世界バンタム級王者
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