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【キック】”最後の挑戦”49歳 アクセル酒谷代表が参戦決意表明、長島”自演乙”の師”鉄人”黒田に挑む=12.27神戸

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2020/12/05(土)UP

キック団体アクセル代表の酒谷が決意を持って14年ぶりにリングに上がる

 今年最後の日曜日、12月27日に神戸常盤アリーナにて行われる関西発のキックボクシングイベント『アクセル』の50回記念イベント『アクセル50』。その選手が出揃い、全13カードが決定した。

 メインイベントにはライトヘビー級タイトルマッチとして、アクセルの代表でプロデューサーでもある酒谷敏生(49=勇誠会)が来年50歳を迎えるにあたり、62歳のライトヘビー級王者・黒田昌裕(黒田道場)にタイトルマッチ挑戦決定した。酒谷がアクセルに上がるのは14年前に1度きり、2度目のリングである。

黒田は昨年12月、61歳で防衛戦を秒殺KO勝利。

 酒谷は91士道館全日本重量級3位、 02年には無門塾主催の「全日本格闘技空手拳法選手権大会」では優勝、アクセルでは06年12月に当時はプロモーターをしながら参戦、投げありのキックルールだったが、慣れないルールに戸惑い、3R判定負けを喫している。

 対する王者黒田は、K-1でも活躍した長島”自演乙”雄一郎の日本拳法の師匠だ。昨年8月に61歳にして国内プロキックとしては最高齢でこのキックボクシング王者に君臨した。同年12月にはKOで初防衛、今回は2度目防衛戦となる。

HEATや巌流島でも活躍した元J-NETヘビー級王者 115kgの楠ジャイロがアクセルヘビー級ベルト獲りに参戦

 酒谷は今回リングに上がるにあたり「好きで始めた空手に触れて来て以来40年、完全燃焼を未だした事が無いという現実を知りました」と、これまで空手の試合で100戦、時には流血しながらも果敢に立ち向かって行った選手だったが、もし何かが足りず不完全燃焼だったなら更なる激闘が期待できるだろう。
 酒谷は現在、ペット関係の仕事と居酒屋を経営するが、相手の黒田については「私生活、仕事共に充実している還暦オーバーの怪物です。年齢こそ私が若いですが、生活の乱れ、健康体で言えば一目瞭然、私が劣っています。過去の不摂生の一言に尽きます。こんな反省も洗いざらい一掃したくてこのリングに上がらせて頂きます」と、これまでの集大成としてリングに上がると誓った。そしてネットでこの試合を知った人たちに「私の最後の試合、SNSの友達のみなさん!叶うものなら今こそお顔出しに来て頂きたい!」と会場への来場を呼びかけた。

HEAT王者の兼田(左)がアクセルベルト獲得に乗り込む。対するはアクセル注目株の大前(右)

 この試合を含み6つのタイトルマッチも発表され、アクセルフェザー級王座決定戦では大前洸貴(インフィニティジム) VS兼田将暉(顕修塾)が対戦する。大前は地元アクセルに出続け今のところ7戦7勝無敗。対するは17年のK-1甲子園優勝、HEATキックボクシングライト級暫定王者の兼田だ。大前は無敗とはいえ、やや早めのタイトル挑戦だが、キャリアで格上の兼田とに勝利することができるか。

 バンタム級では空手家であり田渕神太の初防衛戦に、8月のアクセルで、元アクセル王者で現RISEライト級王者の原口健飛とエキシビションながら打ち合いを演じた地元若手のホープ頼木瞬(ヒーローズジム)が挑む。

 そしてヘビー級は当初、王者・岡崎章太が2度目の防衛戦として、HEATや巌流島にも参戦する115kgの巨漢・楠ジャイロ(ブラジル/元J-NETWORKヘビー級王者)との対戦の筈だったが、手の怪我によりドクターストップとなり、岡崎が王座を返上。空位をかけたヘビー級王座決定戦となり、岡崎の代替えに、前回の岡崎の初防衛戦で接戦を展開した笹田勝俊が再び王座奪取の機会を得た。ヘビー級王座は楠か笹田か。
 他にはミドル級王座決定戦でRYOTARO(大原道場) VS高木覚清(岡山ジム)、ライト級タイトルマッチでは、どん冷え貴哉(メイニッシュジム)VS石田勝希(顕修塾)が発表された。

☆この試合の全対戦カード、スケジュール、チケットはこちら

▶︎次のページは【動画】鉄人61歳・黒田が秒殺KOし初防衛を果たした動画

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