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【ボクシング】乱闘寸前の王者ジョシュアがKO宣言「アゴをガツンとやれば良かった。明日はやってやる」

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2020/12/12(土)UP

激しい舌戦を繰り広げるジョシュア vsプレフ(C)DAZN

 12月13日(日本時間/以下同)に英ロンドンSSEアリーナで行われるヘビー級タイトルマッチの前日計量が12日行われ、3団体(WBA・WBO・IBF)統一王者アンソニー・ジョシュア(31=英)と挑戦者でIBF1位のクブラット・プレフ(39=ブルガリア)は無事に計量をパス。しかし、計量後のフェイスオフでは、両者は激しい舌戦を2度に渡り行った。

 騒然とする会場。落ち着く間も無くすぐにSkySportsTVの取材に応じたジョシュア。舌戦の内容を尋ねられたが「くだらない内容なのでTVでは言いたくない」と口を閉ざす。しかし、別の角度で近距離で撮影された映像によれば、ジョシュアは「お前は喋りすぎだ。明日は戦争だ!」と強く言い、対するプレフは「明日は覚悟しろ。私はすごい、驚かせてやる!」と息巻いていた。

 先ほどの騒動を振り返るジョシュアは「これまで長くボクシングを観てきたが、くだらないことを口にするファイターは皆やらてきたんだ。彼がやったのはそれと同じ。自分に威嚇したって何の効果はない」と一旦は冷静な態度をみせたが、「ヤツの顎をガツンとやってやられば良かったかな。でも、まぁそれは明日やってやるさ」と、やはり怒りのアドレナリンは上がったままの様子だった。

 また、過去に「試合でプレフの心を折ってやる」と発言したことについて「それは自分の対峙した選手は最初は自信満々でくるが、最初の数ラウンドを戦うと心が折れ始める。自分はそれに気づいた時点で完全に折ってやるのさ」と、不敵な笑みを見せながら、その理由を説明した。

 最後に試合の展開について尋ねられると「ビッグボーイ同志のパンチはお互いヘビーだ。だから、最初にパンチを当てた方が、最後までリングに立っている男になるんだ」と、ロンドン五輪金メダリストのボクシングエリート・ジョシュアらしい言い回しで、KO宣言した。

 ジョシュアは身長は198cm、23勝(21KO)1敗の31歳。対するプレフは身長194cm、28勝(14KO)1敗の39歳。プレフにとっては初のベルト獲得に向けての負けられない一戦だ。

▶︎次のページは【動画】ジョシュア とプレフの計量時の激しい舌戦

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