【K-1】6連勝の朝久泰央「この階級ではタイトルマッチしかない」とゴンナパーへの挑戦を志願
12月13日(日)東京・両国国技館にて行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~』一夜明け会見が、14日都内にて開催。第7試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1Rに出場し、蓮實光(日本/パラエストラ栃木)を3R KOで下した朝久泰央(日本/朝久道場)が会見に出席した。
朝久は序盤から多彩な攻撃で蓮實を攻め立てるも、タフな蓮實はひるまず応戦。3Rまでもつれ込んだものの、朝久がインローからヒザのコンビネーションでついに蓮實を撃破。19年2月のレオナ・ペタス戦の判定負け以来の連勝を6に更新した。
朝久は前日の試合を振り返ると「蓮實選手の人間力を感じるいい試合だった。意識を栃木までぶっ飛ばすつもりが、どれだけ攻撃を食らわせても倒れてくれなかった。最後まで一発でひっくり返す強さを感じた」と蓮實のタフネスと精神力を称賛した。
一方で20年3月の林健太戦以来、階級をアップしたライト級3戦目となった今回。「(戦績が)20戦を超えたので、どんどん倒していいという道場の教えがある」と、いわば”力を解放”している状態であると明かした。さらには「攻撃をよければ階級は関係ない。ヘビー級での攻撃ももらわずに一撃当てれば倒れるので、一番上までやりたい」とまさかのヘビー級挑戦プランをぶち上げた。
その心を「この階級ではタイトルマッチしか相手がいない」という朝久。同日のメインイベントも当然意識していたという。朝久は惜しくも王座陥落となった林健太に触れると「林チャンピオンの強さは戦った自分にはわかるけど、一般的にはわかりにくい。あれだけのパワーを身につけるにはどれだけ練習してきたかわかるし、林チャンピオンが持っていたからこそのK-1ベルトの輝きだった」と大絶賛。そしてそれを踏まえ「そのチャンピオンを上回ったゴンナパー選手の強さを感じた試合。次にこのベルトを獲るのは俺という気持ちになりました」と、王座挑戦に目標を定めた。
ここで朝久の口から、今回の試合は足の骨が折れたまま戦っていたという衝撃の事実が明かされた。
新王者となったゴンナパーの印象を問われた朝久は「異国の地で戦う、国を離れた気持ちの強さを感じた」と、故国タイから遠く離れた日本で戦うゴンナパーの精神的な強さを称賛。そのゴンナパーと戦う時期を問われた際「ゴンナパー選手が一度故郷に帰ると聞きました。自分も試合前から足の骨が折れているので、ケガを万全に治してからどちらもベストな状態で戦えたらいい」と、何気なくあっさりとした口調で骨折の事実が明かされた。
折れているのは右足。今年9月の弘輝戦で2本折れていたという。本来なら治療、入院といった大事になる事態だが、朝久は「試合に出る選手はみんな練習しているし、少なからずケガもしているので、大したことではない」と、さも当然といった表情で試合へ出場を決めた経緯を明かした。
その強靱な精神力で勝利を重ねる朝久。ライト級はタイトルマッチのみ、それ以外は上の階級に挑みたいという。手始めには「65kg、67.5kgあたり」と身近な階級から攻める腹づもりの朝久。「どんな相手でも倒せるのが朝久空手の強さ。スーパーファイトでよければ、何キロの相手でもこの身体でやっつけようと思います」と、重量級への挑戦を近い将来に実現させる意気込みを見せた。
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