2020/12/14（月）UP
（最終更新：2020/12/14 20:04）

再起を果たした村越、連敗を喫した武尊、レオナへ「絶対にやり返さないといけない」とリベンジ誓う

　12月13日（日）東京・両国国技館にて行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN～K-1冬の大一番～』一夜明け会見が、14日都内にて開催。第9試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1Rに出場し、山本直樹（日本/優弥道場）からダウンを奪い判定勝利を収めた村越優汰（日本/湘南格闘クラブ）が会見に出席した。

　村越は持ち前の技術を駆使し、距離を詰める山本を翻弄。2Rに左フックでダウンを奪取する完勝を収め、K-1参戦以来初の2連敗から脱出を果たした。

　村越は「昨日はどうしても勝ちが欲しいとずっと言っていたので、勝ちを取りにいけてほっとしています」と昨年6月以来1年半ぶりの白星に安堵の表情を浮かべた。

　試合内容を振り返ると「山本選手が気持ち強くて、前に出られてプレッシャーも強かった。戦ってて嫌だなあという感じでした」と、山本の健闘を称賛。「後半、最後の方が印象よくなかったのでもうちょっと修正したい」と反省点を残した。

強打の山本を技術で翻弄した村越

　とはいえ3R終盤を除き、山本の強打をほぼ完封する完勝。「技術を見せて完封が俺のスタイルで、プラスアルファの自然体で倒せることもある」と、確立した村越のスタイルを貫いた結果だという。今後は「昨日も倒す意識もなく流れの中で倒せたので、これから進化していけば（KOを）見せられると思う」と”自然体からのKO”を目指す構えを見せた。

　2021年の目標を問われると、村越は「やっぱりこの階級でやっている以上は、一番上のところまでいかないと意味が無い。一番上に行きたいですね」とK-1王座再挑戦を掲げた。

　現在の王者は押しも押されぬK-1のスター・武尊。その武尊は来年1月の『K’FESTA.4』で挑戦者にレオナ・ペタスを迎えての防衛戦が決定している。

　昨年11月に武尊、今年3月はレオナに敗北している村越。両者の手の内を知る村越に勝敗予想を聞くと「打ち合う展開になれば武尊が有利。上手く戦うならレオナの可能性もある」と、両者の勝ち筋を説明。その上で「試合はやってみないとわからない。どちらも強い選手。楽しみですね」と、1月の対戦に期待を寄せた。

「倒す意識もなく流れの中で倒せた」と、村越は自らのスタイルの中でダウンを奪った

　村越の照準は、その試合を争う両者に定められる。「その2人に負けてるので、絶対にやり返さないといけない」と、K-1参戦以来初の連敗という辛酸をなめさせられた武尊、レオナの両名へリベンジの構え。「どっちともやって、どっちにも勝つ」と、村越は1月の勝敗に関わらず、両者との対戦を目指すと意気込んだ。

　ひとまずは連敗中の長いトンネルを脱した村越。「久しぶりに勝ちを手にして、こんなに嬉しいことなんだ」と、正直な喜びの声を上げた。一息ついたら次は武尊、レオナへのリベンジロードの開始。「さらに進化しないといけない。もっとレベルアップするので、応援よろしくお願いします」と、さらに完成度を高めた村越スタイルの実現に期待を持たせた。

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