【RIZIN】大晦日MMAデビューの“忍者レスラー”太田忍、所英男との打撃勝負に「チャンスがあればいく」

2020/12/14（月）UP
（最終更新：2020/12/14 23:31）

　12月31日（木）さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』で所英男（43＝リバーサルジム武蔵小杉 所プラス）と対戦する太田忍（26=フリー）が公開練習を行った。

　2016年リオ五輪レスリング男子グレコローマン59kg級銀メダリストの太田は“忍者レスラー”の愛称で親しまれ、日本代表としては16年ぶりに五輪メダルを獲得。俊敏な動きと身体能力の高さが魅力だ。

　公開練習で太田は、パンチグローブをつけてのミット打ちを披露。ジャブを中心に、ワンツー等を行った。

　今大会で総合格闘技デビュー戦に挑む太田だが「打撃への恐怖感は、あまりないです。自分がやってやろうという気持ちの方が強いです。負けん気が強い方なので、痛いとか怖いというのは、あまりないです」と気合の入ったコメント。

　所戦の打撃での決着については「試合の流れなので分からないですが、チャンスが出てきたら打撃でいくことも可能だと思います」とした。

　その一方で「見ている方は派手な勝ち方、派手な試合を見たいと思いますが、僕は負けたくないので、判定でも良いので勝ちたいと思います」と勝ち方よりも勝利にこだわる姿勢も見せた。

　レスリングでは、オリンピック銀メダリストという輝かしい経歴を持つが「MMAは始めたばかりなのでチャレンジャーとしてやっていきたいです」と、五輪メダリストであることをプレッシャーに感じることはない。

　対戦相手の所は、近年はグラップリングルールの試合に多く出場しているものの、総合格闘技の試合は17年7月の堀口恭司戦（RIZINバンタム級トーナメント）以来、3年5ヶ月ぶりとなる。

　その所の最近の動画を見た太田は「絞めまでがすごく速いなという印象があって、しっかり対処しないと皆さんが思っている一本負けがあり得ると思います。そこをしっかり対処する練習を続ければ良いのかなと思っています」と既に対策を練っているようだ。

　ヒジなしルールになったことについては「色々思う部分はありました。僕がテイクダウンしてからのヒジが嫌なのかなと思っていて、そこからの展開も用意していたのですが、それがなくなった以上は、違う戦い方、ヒジなしに適応した戦い方をするだけです」と語った。

　また、ファンへ向けて「初出場ですけれども、こういう状況の中で大晦日に戦わせていただけることに、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんが期待してくれているレスリング能力を見せられればと思うのですが、それよりも、太田忍がMMAに順応できているかを見ていただければと思います」とメッセージを送った。

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