【レベルス】小笠原瑛作・裕典の兄弟対決は中止、共に他団体王者クラスを迎え撃つ
2021年1月11日(月・祝)新宿FACEで開催されるキックボクシングイベント「『創世のタイガ』&『無法島』PRESENTS REBELS~New Year Festival~」(特別協賛:森恒二、講談社、白泉社)の対戦カードが決定した。12月14日の記者会見で発表された。
ISKA世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が、前KOSスーパーフライ級王者・松岡宏宜(闘神塾)と対決。55.5kg契約(REDルール)の一戦(3分3R・延長1R)となる。
また瑛作の兄であるWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者・小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)は、DBS&RKAフェザー級王者・大脇武(GET OVER)と57.0kg契約(BLACKルール)の一戦(3分3R・延長1R)で対戦。
小笠原瑛作と裕典は、11月の[REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント準決勝]で共に勝利。2月もしくは3月大会で行われる決勝では、兄弟対決が予定されていた。
しかし宮田充プロデューサーによると「55.5kgという体重が、178cmという長身ということもありまして、非常に厳しくなっています。コロナの影響でトーナメントの日程も伸び伸びになっていることもあり、体重的な部分でスーパーバンタムから57.0kgのフェザー級へのアップとなりました」と発表された。
合わせて今まではREDルール(ヒジあり)で試合を行っていたが、BLACKルール(ヒジ無し)へ転向すると言う。
裕典は「兄弟対決は見たくないとか、決まったんだからやれよとか声がある中、難しい決断でした。残り限られた現役生活の中で、数カ月間葛藤を抱えながら過ごすことは出来ないし、そんな中では中途半端なものしか見せられないなと思い辞退を申し出ました」と理由を説明。
続けて階級変更について「ここ最近連敗とかもあったりして、負けることが怖くなってきて。勝ちに行くというより負けない試合をしているなと気付きました。でも残り限られた現役生活でなりたい選手を考えた時に、そんな安牌を切ってラクに戦っている選手じゃないだろうと階級を一つ上げました」と語る。
さらにルール転向に関しては「ヒジ打ちがすごく得意なんですけど、あえてそれを封印したBLACKルールで、自分自身もう一個上のレベルに行くため、今回新しいルールにチャレンジしたいと思いました」と新しい境地を見出したいとする。
弟の瑛作は、兄の辞退と階級変更、ルール転向について「格闘技は、一発のヒジで目が見えなくなってしまったり、選手生活を終えてしまうという部分もある。そういった部分ではお兄ちゃんが階級上げてくれて、BLACKに転向してくれてよかったなという所がある」と、新しい階級・ルールでの試合を応援すると語った。
トーナメントの決勝戦は、裕典と準決勝を戦ったKING強介と瑛作が争うことになるかは協議中であり、近日発表される。
また、元J-NETWORKスーパーバンタム級王者・炎出丸(クロスポイント吉祥寺)と、前DEEP☆KICK 57.5kg王者・横野洋(キックボクシングジム3K)との55.5kg契約戦(REDルール/3分3R・延長1R)も発表された。
<対戦決定カード>
▼55.5kg契約 3分3R・延長1R REDルール
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA世界バンタム級王者)
vs
松岡宏宜(闘神塾/前KOSスーパーフライ級王者)
▼57.0kg契約 3分3R・延長1R BLACKルール
小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
vs
大脇 武(GET OVER/DBSフェザー級王者/RKAフェザー級王者)
▼55.5kg契約 3分3R・延長1RREDルール
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
vs
横野 洋(キックボクシングジム3K/前DEEP☆KICK 57.5kg王者)
●編集部オススメ
・小笠原裕典が決勝の”兄弟対決”に、複雑な想いも「兄として負けられない」=55.5kg王座T
・ぱんちゃん璃奈が初メインで完勝も「KOできなくて申し訳ない」=準決勝の様子
・9戦無敗女王・ぱんちゃん璃奈が他団体王者に対戦要求「ベルトを持っている選手に勝てる」
・女王・ぱんちゃん璃奈が“美腹筋”で計量パス、初メインに「ダウンを取って期待に応えます」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!