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【レベルス】小笠原裕典が決勝の”兄弟対決”に、複雑な想いも「兄として負けられない」=55.5kg王座T

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2020/11/09(月)UP

トーナメント準決勝でTKO勝利した小笠原裕典(右)。弟・瑛作(左)も準決勝を勝ち抜き、決勝での兄弟対決が実現することに

 11月8日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『REBELS.67』の一夜明け会見が、9日(月)都内にて行われ、REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント準決勝でKING強介(team fightbull)に延長の末、TKO勝利を飾った小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)が出席した。

 小笠原は「僕は1年1ヶ月前に父親になったばかりの新米パパなんですが、KING強介選手は4人もお子さんがいて、人生の先輩だけでなく父親としても先輩で。背負うものがある男の圧をひしひしと感じてなかなか前に出れなかった。すごい難しい試合だった」と総括。

 本戦1-1からの延長戦で左フックでダウンを奪い勝利したことについて、本戦では相手の強い圧力に苦しみ、蹴りを中心に距離を取って戦うプラン通りの動きが出来ず、延長戦でリズムを変えたら練習で準備していた左フックが決まったと嬉しそうな表情を見せた。

延長ラウンドの打ち合いで小笠原が左フックでKING強介からダウンを奪う

 同じトーナメント準決勝の、もう1つの山に出場した弟・小笠原瑛作も勝利したことは「兄弟二人で同じイベントに出て、二人とも勝つことは久しぶり。6年ぶりかも」と素直に喜んだが「(これまで)決勝のことは考えずに目の前の戦いに集中していた。いざ本当に二人で決勝に上がってしまうと、複雑な気持ち。喜ぶはずだが、お互いモヤモヤした気持ちになった。一緒に食事に行ったが、ご飯があまり美味しくなかった。気持ちの整理がついていない」と複雑な心境を吐露。

 しかし、取材陣から「兄として公の場で負けたくないですよね?」と振られると「そうですね。負けたくない」と、何度も頷きながら重い口調で語った。

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