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【RIZIN】堀口恭司「自信あり、不安ゼロ」朝倉海との前戦から変わったこと

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2020/12/29(火)UP

2週間隔離を経て、元気にインタビューに答えた堀口

 12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の[RIZINバンタム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール(61.0kg):5分3R ※肘あり]で朝倉海(トライフォース赤坂)と対戦する堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が29日、試合前Zoomインタビューに答えた。

 米フロリダ在住の堀口は、今月初頭に日本へ入国。国の規定に従い14日間の自宅待機に入っていた。
 堀口は「日本に着いても、時差ボケがあったので最初は(練習の勢いを)飛ばさずに、家の中で出来ることだけやっていました。2週間しっかり隔離してから、対人練習を再開しました」と自主隔離期間の様子を語る。

朝倉海に左ストレートをヒットさせる堀口=昨年8月

 気になるヒザの怪我の具合は「今は100パーセントに近いです」と、しっかり回復しているとのこと。

 堀口が所属するアメリカン・トップ・チーム(ATT)コーチのマイク・ブラウンは「これまでの恭司とは別人」と動画で語っていた。
 堀口自身、変わったと思う所は「元々のスタイルに、どんどん技を付け加えた所。ヒザが壊れて動けない期間があった中、動けないなりに出来る技も加わっています」と技の引き出しがさらに増えたという。

 ATTで練習し続けることの長所として「アメリカに渡る前は感性で全部戦ってきたのですが、アメリカに渡ってからは、弱点を見つけ研究して試合に臨む部分が大きくなりました。そのほうが楽というか、攻略法があるかんじですね」と、感覚の部分に戦略性が大きくプラスされたことがある。

 続けて「今回の試合は、感性でも戦うし、戦略も練る。前回よりその割合の部分がちょっと違うと思います」と、今回は戦略の部分も変わっている。

 また「ATTには選手の人数がいるので、仮想朝倉海のような選手とも練習してきました。同じ背丈、同じ体格、同じ階級でももっと背が高い選手もいるので、対策に問題はないかなと」と戦略を実際に試す相手にも事欠かなかったとのことだ。

 昨年8月から、1年4ヶ月という長い試合間隔が空いたが「今までと違う試合の感覚などはとくに無いです。全然意識していないですね。ただ、今回はやられた借りを返す」と、気持ちではモチベーションの部分だけが異なっていると言う。

 さらに「自分が怪我して(持ち主が)変わってしまったベルトなので、役目として自分が持っているものですから。勝負なので負けることも勝つこともあるし、その中で勇気を与えたいとも思う。でも、今回の試合は勝つんで」と勝利を断言した。

 最後に「2週間隔離がありましたが、自分は実家もあるし練習環境もあるので、隔離もあまり関係なかったですね。メンタルもおかしいので、緊張もあまりしないし。自信はありますし、不安はゼロですね」と、自信満々の堀口節でインタビューを締めた。 

【堀口vs朝倉海戦の経緯】

 堀口と朝倉は昨年8月の『RIZIN.18』にてノンタイトル戦で対戦し、朝倉が1R1分8秒でKO勝利。その試合直後の会見から朝倉は「大晦日にベルトをかけて戦ってほしい」と王者・堀口に対戦を要求し、同年の大みそかに朝倉が挑戦者としてタイトルマッチが決定したが、堀口の十字靭帯を損傷の怪我で中止に。長期戦線離脱のため、堀口は王座を返上した。この王座をかけ朝倉とマネル・ケイプ(アンゴラ)が大みそかに対戦しケイプが勝利したが、UFCに移籍のため返上。今年8月の扇久保との王座戦で朝倉がTKO勝ちし、念願のベルトを手にした形となっている。

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