【グラジエーター】元修斗王者・佐々木信治が顔面骨折から2年9ヶ月ぶりの復帰、植田豊と暫定王者決定戦=2.7大阪
2月7日(日)大阪・176boxにて開催される『BODYMAKER presents GLADIATOR 013』の対戦カードが発表された。GLADIATORは昨年2月大会以降、新型コロナウイルスの流行により開催を中止していたが、約1年ぶりに再始動することとなった。
元修斗環太平洋ウェルター級王者・佐々木信治(40=総合格闘技道場BURST)が今大会で2年9ヶ月ぶりに復帰、GLADIATORライト級暫定王者決定戦で植田豊(34=リバーサルジム新宿Me,We)と対戦する。
佐々木は05年のプロデビューから修斗で活躍し、13年に同団体の環太平洋ライト級(当時はウェルター級)王座を獲得、16年にはRIZIN出場も果たしている。
15年からは韓国のMMA団体『ROAD FC』を主戦場とし、デビュー戦から4連勝を収めて翌16年にはライト級タイトルマッチも経験(王者クォン・アソルにKO負け)。17年にはライト級世界トーナメントで予選突破も、本戦1回戦で失神KO負けを喫した。
前戦となる18年5月『ROAD FC 047』では、中国の強打者バオ・インカンに判定負けで2連敗。この試合で佐々木は右手骨折と10箇所以上の顔面骨折を負い、約10時間に及ぶ手術を受けた。当時、医師から完治まで半年と言われるほどだったという大怪我を克服し、今回リングに帰ってくる。
4日、佐々木は自身のSNSで「復帰戦発表されました。あの日から止まったままの時間を動かします。どんだけ出来るかわかりませんがあのままでは終われないので戻って来ました。応援して下さい」と意気込んでいる。
対する植田は09年にDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝し、DEEPを主戦場としていたが一度は引退。約5年のブランクを経て19年にWARDOG×GRACHAN大阪大会で試合に復帰し、モンゴルの豪腕バットムンクに勝利した。
その後はGRACHANに主戦場を移し、19年12月『GRACHAN42×GLADIATOR11』ではGRACHANライト級王者・山本琢也に挑戦するも敗北。以降も積極的にGRACHANに参戦し、今回の暫定王者戦に推薦された。
現在、GLADIATOR正規ライト級王座に君臨するのはキ・ウォンビン(韓国)だが、新型コロナの影響で海外選手の国内参戦が厳しい状況にあることから、今回の暫定王者戦が組まれた。この試合の勝者が次回正規王者との統一戦を行うことになる。
キャリアでは佐々木が上回るが、両選手共にパワフルファイターであり、アグレッシブな試合が期待されそうだ。
また、前回大会で神田T-800周一とのタイトルマッチを制してバンタム級王者となった、竹本啓哉(30=ALIVE)が初防衛戦を行う。
対するは、UFCにも参戦した戦績60戦以上のベテラン・清水俊一(35=宇留野道場)。清水は前回大会でGLADIATORに初参戦し、当時51歳のレジェンド・大石真丈に勝利してタイトル挑戦者に選ばれた。
さらに、フェザー級王者MIKE(39=M3AFIT)が初防衛戦で、原口央(25=BRAVE)を挑戦者に迎える。
MIKEは自身も所属する格闘技ジム・M3AFITの代表を務めながらプロ選手としても活動、今回は約2年ぶりの試合出場となる。原口は2013年レスリング全国高校生選抜選手権3位の経歴を持つ実力者。前戦は昨年10月のDEEPで、WARDOGフェザー級王者・拓MAXに判定勝利を収めている。
その他、ワンマッチでフライ級王者NavE(N★TRUST)が藤田健吾(総合格闘技道場Reliable)と対戦、関西プロモーションWARDOGより鈴木一史(リバーサルジム新宿Me,We)、ゆうと(OSC)、NOV(NOMADエンジョイジム)の3人の王者がGLADIATORに出陣するなど、オープニングファイトを含め12試合が発表された。
なお、新型コロナウイルスに対する免疫力低下防止策として、タイトルマッチのみ前日計量、ワンマッチは1階級上の当日計量にて実施する。
☆2.7 GLADIATOR 対戦カード、イベント情報はこちら
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