【ボクシング】WBC会長「マクレガーがランカーに勝利すれば世界戦の資格あり」パッキャオ防衛戦の可能性も
その実現に期待が寄せられる、6階級制覇王者で、現WBA世界ウェルター級スーパー王者・マニー・パッキャオ(41=フィリピン)とUFC2階級制覇王者でアイルランドの英雄コナー・マクレガー(32=アイルランド)のボクシングマッチ。この試合が、タイトル戦として行われる可能性が浮上している。
WBCのマウリシオ・スライマン会長は12日配信の英メディア『THE SUN』の取材で、「私が言えることは、まず、彼(マクレガー)は、一人でもランカーのボクサーと対戦し勝利する必要がある。そうすれば、ランク入りし、タイトル戦を戦う資格を手にできる」と語る。
続けて「ムエタイの選手が国際式(プロボクシング)に転向し、そこからタイトル戦の資格を取った事例が多くある」と、マクレガーのケースもそれに当てはまると、マクレガーのボクシングプロ入りを歓迎する構えをみせた。
スライマン会長は一方で「ワシル・ロマチェンコのようなアマチュア界のスーパースターがプロ初戦でタイトル戦を行うこともあるが、それはそれまでの業績が認めらたからだ」と、2つの五輪金メダルを獲得し、輝かしいアマチュア戦績を持ったロマチェンコが13年のプロデビュー戦でWBOインターナショナルフェザー級タイトルマッチを行い、王者のホセ・ラミレス(メキシコ)を4R KOで下し、王座を獲得した場合とは違うことを強調した。
マクレガーとパッキャオのボクシングマッチは、2017年8月にマクレガーがフロイド・メイウェザー(米国)と自身初のボクシングルールで対戦(マクレガーが10R TKO負け)した後から浮上。いまだ実現に至っていないが、今年21年での実施が有力視されている。
仮に、マクレガーがWBCのランカーと対戦しランク15位内に入れば、マクレガーはWBC内でのタイトル戦の資格を手にできる。しかし、パッキャオはWBA王者なので、WBCランカーとの防衛戦の成立は難しい。しかし、そのランカーとの一戦が評価され、WBCに加え、WBAの15以内にランクインする可能性は十分にある。そうなればパッキャオとのタイトル戦が成立する形となる。ただ、今回、スライマン会長の発言でWBCランカーとの一戦からと書き出したが、始めからWBAのランカーと戦うことができればWBAでランクインしパッキャオの防衛戦の相手となるだろう。
パッキャオvsマクレガーの一戦はどのような形となるのか、世界のメディアも今後の動向に注目をしている。
▶︎次ページ(動画)は”まるで喧嘩!”マクレガーとメイウェザーの激闘シーン、マクレガーがTKOに散る!
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