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【フィットネス】原巨人のトレーニング指導にボディビル世界王者の鈴木雅、その理由とは?

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2021/01/14(木)UP

16年全日本選手権で優勝した鈴木雅

 2016年IFBB世界ボディビル選手権80kg以下級王者の鈴木雅(41)が巨人軍の若手選手を中心にウエイトトレーニングなどの指導を担当することが13日分かった。

 鈴木氏はボディビル界のレジェンドであり、国内最高峰のJBBF日本ボディビル選手権で2010年から2018年まで9連覇、さらに2016年にはアーノルド・アマチュア・ボディビル選手権の80kg級で優勝、同年のIFBB世界ボディビル選手権の同級で日本人初の快挙を成し遂げた。

2018年、全日本9連覇を達成した鈴木の全身写真

 鈴木氏はゴールドジム・アドバンストレーナー、そして鹿屋体育大学とタッグを組み取り組むトレーニング研究所所長として、ボディビル競技者だけではなくアスリートの指導にも当たっている。
 昨年には『ゴールドジムメソッド フォー・ベースボールプレイヤーズ(ベースボールマガジン社)』を監修し、元読売巨人軍・星野真澄氏ら4人とともに「故障リスクの少ない野球選手の体づくり」というテーマでトレーニング法を解説している。それが今回、巨人軍のトレーニング指導を担当した繋がりでもあるが、理由に挙げられるのはもう一つ。
 指導者の補強を着々と進める原監督率いる巨人軍。チームはセ・リーグを連覇したが、日本シリーズでは2年連続でソフトバンクに4連敗。そのソフトバンクのトレーニングアドバイザーストレングス担当として活動しているのが、1993年、ボディビルワールドゲームスで日本人初となる第6位入賞を果たした髙西文利氏(=マルヤジム会長)だ。投打における技術の差だけでなく、フィジカルの強さを大いに見せつけられた原巨人、9年ぶりの日本一奪回へ、ボディビル界のレジェンドの補強で選手がどれだけ強化されるか楽しみだ。

16年のアーノルド杯で優勝した鈴木雅(中央)

♢鈴木雅(すずき・まさし)1980年12月4日生まれ。福島県出身。(株)THINKフィットネス入社。2004年にボディビルコンテストに初出場。翌2005年、デビュー2年目にして東京選手権大会で優勝。2009 年ワールドゲームズボディビル80㎏級3 位。2010 年から日本選手権で優勝を重ね、2018年に9連覇を達成。2016年にはアーノルドクラシック・アマチュア選手権80㎏級、世界選手権80㎏級と2つの世界大会でも優勝を果たした。

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