K-1王者・木村ミノル、”12月の激闘”を解説「返り血で、耳から相手の血が2、3日出てきた」
K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者・木村ミノルが、15日に配信された自身の公式YouTubeチャンネルで、昨年12月13日に東京・両国国技館で開催された『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~』で行われたアビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)との激闘を振り返った。
木村は13cm上回る長身のアビラルと対戦。1R、木村がまさかの最初のダウンを奪われたが、反撃に転じ、2度のダウンを奪い返す。アビラルは左眉上から流血。2R、壮絶な殴り合いの中、出血が激しいアビラル。ドクターストップで木村がTKO勝利を飾った。
試合映像を観ながら自身で状況を解説する木村は1R、最初にダウンを奪われたことについて「この時さ、相手(アビラル)がオレに向かって舌を出してオレを見た。それが腹立って、コイツ、マジで仕返ししてやろうと思った」とコメント。
そしてダウン取られた瞬間「“YouTube始めるとみんな負ける”というジンクスがあるけど、これかと思った」と笑いながら「(自分が相手を)圧倒する気持ちでいたから、面食らったね」と正直な気持ちを伝えた。
ダメージについては「多分、同じところにもう一回もらったら、気付かないうちに倒れちゃうだろうなと思った」と、“紙一重”の状態だったことを告白。
13cm差の長身から繰り出されるアビラルのパンチは“記憶を一瞬で消すようなパンチ”だったと表現した。
先にダウンを奪われた木村だったが、逆に功を奏したのは、そのアビラルの右ストレートの角度や来るタイミングが鮮明に目に焼き付いた為、それ以降は全てカウンターで合わすことができたという。
その後、激しい連打を打ち続けた木村だが、その理由は、アビラルの左眉がカットしていたので、そこを狙い、ガードの上からでも叩き続けたと説明する。
2Rに左ボディから右フックの連打で攻めながら、右ボディから左フックに切り替えたところで、クリーンヒットを奪えたと喜ぶ木村。
しかし、しっかりと当たっているはずになのに倒れないアビラルを“まるでゾンビ”と表現し、「返り血浴び過ぎて、2、3日お風呂入ると、耳から相手の血が出てきた」と、壮絶な打ち合いだったことをうかがわせる生々しいエピソードを話した。
本大会で最も盛り上がった試合と言われながらも、観戦しながら自分の悪かった点などを分析し、進化するための改善点を熟考する木村。
大晦日「RIZIN.26」のメインイベント「朝倉海vs堀口恭司」戦で、堀口がカーフキックという秘策を持って勝利を掴んだことと、今回の自身の試合を比較し「自分の戦いは分かりやす過ぎた」と、さらに高い戦術を持って戦いに挑むことを課題とした。
木村は最後に「組まれた相手に対して、しっかり仕上げて勝つ。格闘技界、色々な流れもあると思うので、どんな試合でも勝てるように、仕上げたいと思う。今年はビッグマッチを含む3、4試合を戦いたい」と今年の抱負を語った。
このほか映像では、アビラル選手への印象や格闘技での魅せ方の持論などを語っている。
▶︎次ページ(動画あり)は、死闘!vs アビラル・ヒマラヤン・チーターを本人解説&実況
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