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堀口のカーフにピンチ、朝倉未来が海に指示していたこと

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2021/01/26(火)UP

海の参謀・未来は状況に応じた冷静な指示を出していた

 RIZINのWeb番組『RIZIN CONFESSIONS』は、昨年大みそかの『RIZIN.26』シリーズが最終回を迎えた。
 『RIZIN CONFESSIONS #65』では、メインイベントの朝倉海(27-トライフォース赤坂) vs堀口恭司(30=アメリカン・トップチーム)のバンタム級タイトルマッチ他、佐々木憂流迦vs瀧澤謙太戦、倉本一真vs中原太陽戦、井上直樹vs元谷友貴の舞台裏が収録されている。

 海から衝撃的な1RKO勝利を納めた堀口は、3つの作戦を用意してきたことを語っている。

 プランAは「(海が)出てくるから、それに合わせて打撃を出して、その後タックル。全部寝技に持っていく」というグラウンド勝負の作戦。
 プランBが「カーフキックを蹴って、そのままいけると思ったらいく」。プランCは「全部混ぜる。全てを速い回転で行う。デメトリアスジョンソンみたいなイメージです」というものだ。

 試合が始まり、序盤から堀口のカーフキックが海にヒットすると、堀口は「最初の2発をカットしなかったじゃないですか。これ組まなくていけるなと思ったので、打撃でいきましたね」とプランB一本でいけると確信したと言う。

堀口のカーフキックに海がストレートを合わせに行く場面もあった

 朝倉海の兄で、参謀役でもある朝倉未来は試合後「すごかったですね、カーフキック」と素直に認める。続けて「(海は、堀口の)パンチに気をつけていて、カウンターをずっと待っている。そっちを意識してるとカーフキックまで対処出来ない」と、海がパンチのカウンターに集中しすぎていたと分析。「堀口選手の強さじゃないですかね」と称えた。

 海のセコンドについた未来は、海が2発目のカーフキックを貰った次点で「(蹴り足を)左から取りに行こう」と指示している。海から見て堀口の右ローキックは左側だ。その蹴られた瞬間、その蹴り足を取りに行くと言うことか。実際、今月24日のマクレガーはポイエーのカーフキックを蹴られたあと、手で掴みケージに詰めパンチを返していた。未来は「あの距離で戦い続けると、カーフキックだけをもらい続けてたんです。もう2発めから効いていたんですよね」と理由を語った。

 4,5発目のカーフキックで、海の脚は完全に効かされたが、この次点で未来は「一回詰めていこうか、速いの(パンチ)まとめよう」と指示している。「近い距離でのパンチの勝負。リスクはありますけど。じゃないと勝つ術がなかったんで。だから距離詰めるしかないよって」と、打ち合いに持ち込むしか勝機がなかったのだと振り返っている。

 海は「(カーフキックの)攻略法は見えましたね、もう貰わないと思います」と語る一方、3度目の対決について堀口は「3回目ってどうなんですか?盛り上がります?」と乗り気ではない様子だ。もし堀口恭司vs朝倉海3実現の暁には、どのような展開、結果となるのだろうか。

 動画では他に堀口の試合中の心境や、この先について。さらに堀口側参謀マイク・ブラウンの試合前、試合後のコメント。そして佐々木憂流迦、井上直樹らの舞台裏の様子が収録されている。

■20年大晦日編、最終回となった『RIZIN CONFESSIONS #65』

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