【RISE】新日本キック二階級制覇・HIROYUKIが来襲、”王者食い”の風音が迎える
2月23日(祝・火)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE 146』の追加対戦カードが発表された。
元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者・HIROYUKI(RIKIX)が初参戦。スーパーフライ級(-53kg)戦(3分3R延長1R)で、同級4位の風音(TEAM TEPPEN)が迎え撃つ。
HIROYUKIは新日本キックが誇る天才ファイター。2017年5月に瀧澤博人を下し日本バンタム級王座を戴冠。フライ級に続いての二階級制覇を達成した。
昨年1月に古巣の目黒藤本ジムが閉鎖。同門の先輩・緑川創との新チーム『Monster Guns』結成を経て、同年6月3日付で目黒藤本ジムに所属していた小野寺力率いる『RIKIX』への移籍を果たした。
8月にはジャパンキックのエース・石川直樹にKO勝利、10月には”最強高校生”花岡竜と引き分け、前戦である今年1月はMASAKINGにKO勝利している。
対する風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、19年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利を収め5連勝をマークしていたが、昨年2月の大﨑一貴との一戦で2度のダウンを奪われ連勝がストップ。今回が1年ぶりの試合で、またしても他団体王者を迎えることになる。
HIROYUKIは練習嫌いとして知られ、過去には週2程度の練習で試合に臨んでいたこともあるが、現在はRIKIX小野寺会長の指導のもと週5で練習に励む。RIKIXの公式SNSも「得意の肘が禁止のルールですが、練習量が過去に比べて格段に増えているので対応できる筈です」と、さらに進化した天才の仕上がりに自信を持つ。
風音は麗也、松谷桐に続き”他団体王者食い”を果たすことが出来るか。
またバンタム級(-55kg)戦(3分3R延長1R)で、同級2位の良星(Team Bull※平井道場より所属変更)が、四冠王の知花デビット(エイワスポーツジム)と戦う。
良星はスピードを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで会場を沸かせ、RISEバンタム級のトップ戦線で連勝を重ねていたが、昨年1月RISEバンタム級王者・鈴木真彦との戦いで4R TKO負けを喫し連勝がストップ。
再起戦となった昨年8月にはMA王者の戸井田大輝を相手にフルマークの判定勝利を収めたものの、9月に行われたRIZINで江幡睦に2度のダウンを奪われ判定負け。眼窩底骨折を負いDoAトーナメントを欠場していた。
相手の知花はWMC日本フェザー級、WBCムエタイ日本統一バンタム級など国内四冠を獲得。昨年4月にMA日本スーパーバンタム級王者・大久保拓に1R左フックでKO勝利し、WMAF世界スーパーバンタム級王座を獲得した。確かなムエタイ技術と強打を武器とする。
昨年12月には元DEEP☆KICK王者の内藤凌太と対戦。内藤が試合を優位に進めていたが、残り1秒で左フックを内藤の顎にヒットさせ、逆転KO勝利を飾った。
良星はテクニックと強打を併せ持つ知花に、得意のスピードファイトで再起することが出来るか。
他にライト級(-63kg)戦(3分3R)で、DEEP☆KICK-63kg王者の山畑雄摩(心将塾)と、トレーダーファイターで、DEEP☆KICK同級4位の大石健作(TEAM TEPPEN)が激突。
山畑は昨年9月のDEEP☆KICK王座戴冠時にRISE参戦を掲げ、目標が叶った形に。昨年11月のRIZIN.25では、元K-1王者の大雅と対戦し判定負け。新舞台で再起を期する。
対する大石はプロキックボクサーの他に株トレーダーの顔も持つ28歳。3連続KO勝利で勢いに乗るも、昨年12月にNKB王者の髙橋聖人に判定負けを喫し連勝がストップしている。
今回は大石のDEEP☆KICK王座狙いが、RISEに持ち込まれた形になったとも言える。両者は昨年12月からSNSでの舌戦を繰り広げており、リング上での激しい戦いにも期待したいところだ。
<対戦決定カード>
▼スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
HIROYUKI(RIKIX/元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者)
vs
風 音(TEAM TEPPEN/同級4位)
▼バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
良 星(Team Bull/同級2位、第4代Bigbangスーパーバンタム級王者) ※平井道場より所属変更
vs
知花デビット(エイワスポーツジム/WMAF世界スーパーバンタム級王者、WMC日本バンタム級&フェザー級王者、WBCムエタイ日本バンタム級王者)
▼ライト級(-63kg) 3分3R
山畑雄摩(心将塾/DEEP☆KICK-63kg王者、NJKFライト級1位)
vs
大石健作(TEAM TEPPEN/DEEP☆KICK-63kg4位)
▼フェザー級(-57.5kg) 3分3R
周 葉(TARGET SHIBUYA)
vs
都筑海杜(キックボクシングジム3K/and lab/第20回、21回オープントーナメントグランドチャンピオン決定戦優勝)
▼ライト級(-63kg) 3分3R
久保田有哉(TARGET)
vs
藤井重綺(トイカツ道場)
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