【シュートボクシング】王者第一戦の笠原友希へ栗秋祥梧「僕を倒すのはまだ早い」伏見と心直は”ゆるい”舌戦で期待煽る
2月7日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2021 act.1』の前日計量が6日都内にて行われた。
ダブルメインイベント1・58kg契約エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジなしに出場するSB日本フェザー級王者・笠原友希(シーザージム)、栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)が計量に臨み、笠原が57.5kg、栗秋が57.55kgで共に計量をパスした。
友希は兄・弘希とともにSBのリングを席巻する次世代エース筆頭。昨年7月のRISEでは那須川天心に挑戦しKO負けを喫したが、その攻めの姿勢は那須川本人からも評価された。昨年11月にはTKO勝利でフェザー級王座を戴冠した。
対する栗秋は地元・九州で50戦以上のキャリアを積むと、18年に上京しクロスポイント吉祥寺に移籍。天性の当て勘を武器にハードヒッターとして名を馳せ、国内外の強豪と渡り合っている。
王者となって最初の試合を迎える笠原は「相手はレベルスの強豪。しっかりSBの強さを見せたい」と意気込んだ。栗秋の強さは「すごい強豪と対戦していて、テクニックもパンチもあって強い」と高く評価。栗秋からSNSで「お子様チャンピオン」「殴り殺す」と挑発されたことに触れ「強さを見せて負けないように頑張ります」と、控えめなセリフながら力強く勝利を誓った。
対する栗秋は「前回チャンピオンになって、日本トップの選手がまた一人増えた。スピードもテクニックもあって、これからじゃないかなと思います」とコメント。この「これから」という表現は「ベルトを獲ってからがスタート。僕を含めベルトを獲った他の選手と当たっていくと思うので、そこはしっかり壁になってやろうと思う。僕を倒すのはまだ早い」と、先輩王者として”指導”するとばかりのコメントを見せた。
これを受けた笠原も「僕もベルトを獲ってからがスタートだと思っている。しっかり踏み台になってもらって、もっと上の存在にいけるようにがんばりたい」と応戦し、明日の試合への緊張感を高めた。
また、53.0kg契約エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限Rに出場する
伏見和之(RIKI GYM)、心直(REON Fighting Sports Gym)が計量に臨み、伏見が53.0kg
、心直が52.95kgで共に計量をパスした。
元SB日本スーパーバンタム級王者の伏見は今回が約1年ぶりの試合。しかし「最近試合間隔が開くことが多かったので、緊張はしていない。勝ち負け関係なく、来てくれた人みんなが満足してくれる試合は僕が一番できる」と、大会を代表する熱戦を展開すると宣言した。
対する心直はシュートボクシングvsREBELS対抗戦のメンバーとして参戦。記者会見の席が窓際であることに触れ「レベルス側は窓際で寒くてアウェイを感じています」と、師である健太譲りの軽快なトークで笑いを誘い、余裕を見せた。
計量を終えた伏見の印象を問われると、心直は「体が分厚くてフィジカルがしっかりしてる。しっかり日焼けサロンに行っているので、カットも出ていていい体だった」と、体の仕上がり具合を評価。これを聞いた伏見はマイクを握ると「キレてると言ってくれたけど、実は今回、日サロには行ってません。今朝行こうかと思ったけどきつすぎてやめました。これでもカット不足。もっとキレた体を見せたかった。すみません」と日サロ事情を告白。予想外の見事なカウンターに心直もしてやられたとばかりの苦笑いを見せた。
今回のルールは投げ・締めありのシュートボクシングルール。しかし伏見は「投げ締めはあまり得意では無い。タイミングがあれば勝手に投げちゃうだけなので、こっちの土俵に巻き込むようなつもりはない」と、ルールはあまり意識しない模様。これに対し心直は「実は中高6年間柔道の授業を選択してきました。明日集大成を見せる」と、まさかの投げ宣言。両者ともウィットに富んだ舌戦を繰り広げ、展開が予想できない一戦に期待を煽った。
<計量結果>
▼ダブルメインイベント1 58kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジなし
笠原友希(シーザージム/SB日本フェザー級王者)→57.5kg
vs
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元ムエタイ大和フェザー級王者、元PRINCE REVOLUTION58kg級&61kg級王者)→57.55kg
▼53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
伏見和之(RIKI GYM/SB日本バンタム級1位、元SB日本スーパーバンタム級王者)→53.0kg
vs
心直(REON Fighting Sports Gym)→52.95kg
●編集部オススメ
・新王者・笠原友希、兄・弘希と一勝一敗の栗秋祥梧に「インパクトを残して勝つ」
・2021年初戦に笠原兄弟が揃って出陣、兄・弘希はスアレック、弟・友希は栗秋祥梧のREBELS勢と激突
・元王者・伏見和之「おっさんなめるなよ」健太の愛弟子・心直はSBのベルト奪取で師匠超え目指す
・木村ミノルがBigbang王者・MIKE JOEを格下扱い「瞬殺する、眼中にない」
・堀口恭司が意気がるシバターに30秒でTKO勝利、カーフキック炸裂し歩けず半泣き(動画あり)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!