元西武の相内誠、キックデビュー戦に投手らしく「右ストレートでKOしたい」=2.28 RISE
2月28日(日)神奈川・横浜アリーナで『RISE ELDORADO 2021』が開催される。
今大会の[スーパーライト級(-65kg) 3分3R]でDelgermuru拳信王(デリゲルムルン・ケンシンハン/31/FLAT UP)と対戦する相内誠(あいうち・まこと/26/フリー)が19日、公開練習を行った。
相内は元埼玉西武ライオンズに所属。12年にドラフト2位で入団し、145kmのストレートと多彩な変化球を武器に活躍した。昨年11月3日に西武から戦力外通告を受け、同12月25日のRISEの会見でプロデビューする事が発表されていた。
元々プロ野球に入る前から野球と並行してキックボクシングのトレーニングをやっていた相内だが、相手はモンゴル選手特有の“殴り合い上等”のガンガン前に出るファイター。3勝5敗の戦績で1年半ぶりの試合となるが、相内にとっては厳しい相手とのデビュー戦となる。
公開練習で相内は、シャドーとミット打ちを披露。シャドーでは、自身の長いリーチを活かした懐深い構えで、ジャブから右のロー、右のヒザを中心に見せ、ミット打ちでは、右のストレート、右ミドルを連発した。
アマチュア経験は無くプロのリングでいきなり実戦を行う相内だが、デビュー戦ということについて「プロ野球の時はデビュー戦と言っても、初登板と言っても、野球の試合はやったことがあったので。しかし、今回は(これまで)試合をしたことがないという、不思議な気持ちです」とコメント。
現在の心境は「正直なところ、楽しさ半分、不安半分です」と、言葉とは裏腹に落ち着いた表情で語った。
相内は試合が決まってからこの1ヶ月の成長については「技術については今からやったところで、難しい話なので、気持ちなのかなと思う」と冷静に分析。
しかし「それなりに試合で勝てるような練習量は行っている」と多くは語らずも「練習でやってきたことを試合で出す。まずは今回試合をする」と、力強く語った。
その一方で「技術面は欠けることが大きいが、ピッチャーだったということもあって、右ストレートでKOしたい。楽しい打ち合いができると思うし、見ていて楽しいなと思える試合が出来るんじゃないかなと思う」と、とても初陣とは思えない堂々たる様子。
リングに上がる緊張感や恐怖心について尋ねると「当日になって出てしまうのかもしれないが、今のところ大丈夫。(上手く戦えるかの)不安はありますが、怖さは今はない」としつつも、会見で発言した“相手と打ち合う”ことについては「怖いです。でも、アホみたいにいきなり打ち合う訳ではなく、そういう場面が来ると思うし、(その時は)しっかり逃げずに戦いたい」と、やはり堂々たる落ち着いた様子で、9日間先の戦いのイメージを作っていた。
プロ野球出身者初の王者への第一歩を踏み出した相内。第一線で活躍したその身体能力を活かしどの様な戦いを見せるのか、注目が集まる。
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