【RISE】小林愛三が”仕返し”宣言、田渕涼香の「ベルトを巻く姿を想像するだけで嫌。悔しそうな顔が見たい」
4月17日(土)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 148』の「RISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R」で、田渕涼香(20=拳聖塾)と対戦するRISE QUEENフライ級暫定王者・小林愛三(25=NEXT LEVEL渋谷)が公開練習を行った。
小林はパワフルな攻撃とアグレッシブファイトが持ち味で、わずか6戦目でムエタイオープン女子フライ級王座を獲得。昨年11月にWPMF(世界プロムエタイ)女子世界フライ級王座を獲得し、同年に開催された初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定トーナメントでは、準決勝でKOKOZを下して決勝に進出。
昨年12月の決勝戦で陣内まどかと対戦する予定だったが、陣内が練習中に右膝半月板損傷で欠場、小林は暫定王者に就いた。しかし、その試合に代わってワンマッチで空手家・田渕涼香(20=拳聖塾)と対戦したが、ダウンを奪われて敗戦。今回の試合でリベンジとベルトを懸けて再戦する。
公開練習では、動きを確認するように、左ジャブから右ストレート、左右のミドルキック、前蹴り、右ヒザ蹴りなどの攻撃をテンポ良くミットに叩き込んだ小林。先月には、25歳の誕生日を迎えて「20代後半になって来たので、少しは考えて行動しないとダメだな」とコメント。
前回のノンタイトル戦は、1Rに田渕の強烈な右ストレートでダウンを奪われ、不覚を取った。一撃でダウンを取れる田渕のパンチを”トンカチ”で殴られたようなパンチと評した。「トンカチで殴られたら、こんな感じなんだろなというパンチの硬さでした。しっかり拳で握ってナックルで当てるのはこういうことかと体で感じましたね。痛みを感じる前にヒザが落ちていました」と、そのシーンを振り返る。
敗戦を糧に、小林は王者としての誇りを取り戻すべく、練習に励んでいる。具体的には「何も考えずに突っ込んで戦うのは通用しないと分かりました。前と同じことをしていたら上には行けない。新しい武器でだったり、これまで出さなかった攻撃を出したい。引き出しをどんどん増やしていくのがポイント」とバリエーションを増やして、決戦に挑む構えだ。
しかし、バチバチに打ち合いを挑む、本能的な小林のスタイルを根本から変えるということではない。攻撃的な一面は残しつつ、その戦い方のみでは通用しないということを踏まえた上で、今回の決戦に挑む。
今回の決戦は、小林にとってターニングポイントだ。敗戦すれば王者としての立場もベルトも失うことになる。「意識しなくても自分の前に(田渕が)出てくるんですよ」と小林。同門の先輩である紅絹とスパーリングをしている際など、日常的に田渕の顔が浮かんでくるという。その意識を試合に勝って「取っ払いたい」とも語った。
「リベンジするのも取り返すのも決まっています。(田渕が)ベルトを巻いてる姿を想像するのが嫌なんです」と負けず嫌いぶりを発揮。記者から「ダウンを取りたいか」との問いには「いいですね。倒れてるところを見たい。田渕選手が悔しそうな顔をしてたら(屈辱が)晴れます。(その顔を)めっちゃ見たいですね」と仕返しを誓った。
さらに「本当にシンプルに田渕選手から勝ちを取って、自分がRISE QUEENのベルトを巻く姿を見てほしいです。どれだけその日のために積み重ねて来たか見てもらえるように、今は日々重ねていきたいと思います」とファンにメッセージを送った。
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