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【RISE】小林愛三が暫定王者として計量パス、欠場の陣内まどかには「勝つ所を見ていて」=全計量結果

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2020/12/17(木)UP

パワフルな力こぶを見せる小林

 12月18日(金)東京・後楽園ホールにて開催する『RISE 144』の前日計量が、17日(木)都内にて行われた。

 本大会では、メインイベントとして[初代RISE QUEENフライ級(-52kg)王座決定戦]が予定されていたが、小林愛三(24=NEXT LEVEL渋谷)と対戦する予定だった陣内まどか(27=フリー)が練習中に右膝半月板損傷で欠場。
 代役の3勝3KOの空手家・田渕涼香(20=拳聖塾)と、第6試合 フライ級ワンマッチで対戦することになった。

仕上げた身体の小林・田渕両者の全身

 計量を小林は51.90kgで、田渕は50.35kgでクリア。なおこの計量パスにより「トーナメント不戦勝として、暫定王者として認定させていただきます」(伊藤隆代表)と、小林のRISE QUEENフライ級暫定王者が正式に認定された。

 小林は「陣内選手という強い選手に勝って、ベルトを巻くと意気込んできたので、(陣内との決勝が)なくなったことはすごく悔しかった」と悔しさを語る。

 しかし「自分がこのリングに立って勝つことで、陣内選手にも試合を見ていてほしい。いずれ真のチャンピオンとして、ベルトはしっかり巻きたい。ここで立ち止まっているわけにはいかない」と陣内との仕切り直し戦に気持ちを切り替える。

空手仕込みの全KO女子・田渕(左)は1.5kg以上下回った体重

 伊藤代表も「陣内選手とは、またタイミングが良い時に再戦できたら」と、陣内との正式王座戦は可能性があると語る。

 対する田渕は3歳からフルコンタクト空手を始め、世界総極真や全日本極真連合会など全国レベルのジュニア大会で優勝を重ねてきた空手家。会見には空手着で出席し、これが正装だと言う。リングでも空手着姿で戦うという。

 キックボクシングは空手と並行して18年からプロの舞台に上がり、3勝3KO無敗。全て右ストレートで仕留めている。

 田渕は「この試合を受けてくれた小林選手に感謝したいです。RISEはずっと出たかった舞台。このチャンスを逃さず、ベルトを獲る足がかりにしたいです。相手はチャンピオンなので私より格上ですが、技術や圧力に負けないように頑張ります」と意気込む。
 試合内容は「倒します」と、強豪・小林を倒して無敗のKO記録を伸ばす。

 他7試合に出場する14選手も全員クリア。ミニフライ級(-49kg)の一戦で戦うAKARI(TARGET)が、本軽量で50gオーバーしたが、約1時間後の再計量では48.95kgでパスした。

次ページは、メインの緑川創vs憂也、セミの一馬vs前口太尊ら出場選手の計量結果とコメント(一部)

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