【RIZIN】MMA初挑戦のプロレスラー宮本和志「来た攻撃は全部受けきる」対するスダリオ「受けてくれるならぶっ倒す」と真っ向勝負
3月21日(日)愛知・日本ガイシホールにて開催される『Yogibo presents RIZIN.27』の第10試合[RIZIN MMAルール(120.0kg)5分3R ※ヒジあり]に出場するスダリオ剛(フリー)、宮本和志(和志組)が19日、試合前Zoomインタビューに応えた。
スダリオは大相撲の元貴ノ富士。力士時代に163kgあった体重を昨年9月のデビュー戦では112.85kgと50㎏の減量を成功させ、ディラン・ジェイムスを降しMMAデビューを飾った。大晦日にはミノワマンにカーフキックからグラウンドパンチでTKO勝利。師であるエンセン井上から「どこまでもいける」と才能に太鼓判を押されている。
対する宮本は2001年に全日本プロレスでプロレスデビュー。以降は新日本プロレスやプロレスリングノアなどに参戦を続けた。15年からは東日本大震災で被災した地元福島県を盛り上げるべくチャリティプロレスも開催し、復興支援に取り組んでいる。かねてよりMMAの練習にも励みRIZIN参戦に狙いを定めていた中、スダリオの対戦相手として白羽の矢が立った。
先にインタビューに臨んだのはプロレスラーの宮本。宮本は今回、プロレスとは異なる競技であるMMAへの挑戦となるが「馬場さんがおっしゃられた通り、シュートを超えたものがプロレス。プロレスラーがやれば全部プロレス。違いは感じていない」と、あくまで”プロレス”に挑む構えを見せた。
そのプロレスラーの天敵とも言えるのが今回対戦するスダリオ剛。これまで2戦した対プロレスラー戦はどちらも1Rで決着をつけた”プロレスラーキラー”だ。しかし宮本は「本人も予期せぬ形でプロレスラーと対戦していると思う。そういう意味では彼はプロレス向き」と、スダリオをプロレスラーとして評価。「この試合を通じて感じるものがあれば、彼をプロレスにスカウトしたいね」と、まさかのプロレス勧誘プランをぶち上げた。
スダリオとの対戦に向けた対策は「来た攻撃は受けきるのがプロレスラー。姑息なマネはいたしません」と、戦法までプロレススタイルを宣言。「プロレスラーは相手の持ち味を引き出してこそ。彼のプロレス力を引き出してあげたい」と、真っ向から受けきった上での勝利を目指すと宣言した。
一方のスダリオは、今回デビュー戦となる宮本に対し「研究材料がなく、推測するしかありません。どんな動きになるかで展開が変わるので、警戒しすぎないようにしています」と、得体の知れない相手である宮本に自然体で臨む構えを見せる。
宮本はベンチプレス300kgをあげるパワー自慢であり、スダリオよりも体格も大きい。さらにはスダリオはこれまでの2戦をどちらも1Rで終えていることからスタミナ面が未知数という不安要素もある。この点にスダリオは「疲れてもパワーは落ちない。師匠のエンセン(井上)さんにもバテバテでもパワーが落ちない、気持ちが負けなければ大丈夫と言ってもらえています」と、粘り強さに自信ありの様子。前回から比べ「どこがというより、全体的に力がついている」と、大きなレベルアップも実感しているという。
すべて受けきると言い切った宮本に対し「受けてくれるならぶっ倒しますが、あんまり簡単に決めたくない気持ちもある。いじめたいですね(笑)」と余裕を見せるスダリオ。RIZINに置ける目標である「ヘビー級市場の復活」の実現に向け、真っ向勝負からの勝利を誓った。
なお、宮本が「スダリオはプロレスに向いている」とにらんだ点について、スダリオは「今は格闘技のことしか考えていません。プロレス向いてないと思いますけどね(笑)」と、あっさりラブコールを断っている。
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