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【K-1】武尊、レオナと打ち合ったのは何と“作戦無視”「殺されてもいい覚悟で」=試合後会見

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2021/03/28(日)UP

試合後インタビューに出席した武尊

 3月28日(日)東京・日本武道館で開催された『K’FESTA.4 DAY.2』の「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」で、Krush同級王者のレオナ・ペタス(28=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)を2RでKOした、王者・武尊(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、試合後インタビューに応じた。

 会見場に姿を現した武尊は「今回は、自分で言いますけど、色んなものを背負って戦って挑んだ試合。過去最高にプレッシャーを感じたし、レオナ選手もあるけど、対戦相手以上に大きい恐怖と戦った」と安堵の表情を見せた。

武尊が強烈なパンチで攻める

 K-1のレジェンド・魔裟斗からは、「武尊敗戦の可能性もある」との予想もあり、それが逆に「精神的に追い詰められてる時に、ああ言ってくれて気持ちが楽になりました」という。試合後には、魔裟斗に向かって「見たか!」と喜びを爆発させた。

「レオナ選手は、K-1の中で最高の相手だと思っていた。強さも分かってるし、試合としても、僕が倒される可能性のある試合でもあった。それくらいの試合が出来る相手だった。気持ちをぶつけ合える試合が出来て、気持ちよかったです」との言葉通り、強敵であり最強の挑戦者であったことから、その喜びは大きい。

 武尊は、レオナに果敢に打ち合いを仕掛け、2Rに渾身の左フックでダウンを奪った。その左を食らったレオナは、試合後「ヤバかった」と話している。「気持ちが強い選手で打ち合いに来てくれた」というように、両者とも”魂”を込めて殴り合い、会場を爆発させた。

「やりたい試合は気持ちをぶつけ合う試合。あそこまでいくと、倒されてもいいと思って打ち合っていた。レオナ選手は、ストレート系の選手なので、(自身はフック系)打ち合うのは、危ないかなと思って、右は振らないのが作戦だった。でも、この人と打ち合いたいという気持ちになった」と作戦を無視してまで打ち合いに行った。さらに「その覚悟、殺されてもいい覚悟で行った結果」と命をかけるほどの覚悟で打ち合ったと語った。

 なぜ”打ち合いたい”と武尊は考えたのか。それは、ファイターとしての感覚、フィーリングだという。「この人と打ち合いたいと思う人。仲良くなる友達ってフィーリングじゃないですか。そういう感じです。それを感じた瞬間に友達じゃないけど、この人と殴り合いたいと思える選手だった。作戦とかも無視して、殴り合いに行っちゃった」との思いがある。

レオナをKOした武尊

 レオナのパンチも、さすがは”石の拳”と言われるだけあって、かなり強力であった。武尊の腰が落ちかけた場面も見受けられたほどだ。そのシーンについては「あれは映像見ないと分からないけど、効いたのかカクンとなったのか分からないけど、覚えています。硬いのに効くパンチでした。多少効いていたんじゃないですかね。踏ん張りが効いていなかったせいもあるかもなので、足腰を強化しないといけない」と分析した。

 そのレオナに打ち勝った武尊は「打ち合いに強い」ともファンから言われることが多い。武尊も自身、その理由については「やっぱり、覚悟の違いかな。僕が戦う時に思っているのは、自分も死ぬ覚悟がないと相手を殺せない。打ち合いの距離は自分も危ないし、自分が攻撃している分、カウンターをもらうこともある。あの距離は、覚悟がないと入れない。打ち合い強いと言われるけど、それは覚悟の差なのかなと僕は思いますね」と認識している。

 最後に「たくさんの応援ありがとうございました。K’FESTAのトリで最高のKOを見せれてホッとしました。これから格闘技もっと盛り上げて、沢山の人に知ってもらいたい。もっとたくさんの人に格闘技を紹介してもらって、格闘技のパワーを受け取って欲しい。これからも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

▶︎次ページは武尊vsレオナ戦の一部動画、ダウンシーンも

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