【UFC】新王者ガヌー誕生の瞬間、故郷カメルーンが静けさから爆発の大歓喜!「この様子は美しすぎる」と映像に感動の声多数
3月28日(日・日本時間)に米カリフォルニア州ラスベガスにて開催された『UFC260』のメインイベントで、スティぺ・ミオシッチ(米国)をKOで下しヘビー級新王者に輝いたフランシス・ガヌー(34=カメルーン)。
それを観戦したガヌーの故郷カメルーンのバティエ村の人々が、大喜びする様子の映像が海外で拡散されている。
試合は一発が当たればどちらが倒れてもおかしくない豪腕ストライカー対決。緊張感あふれる攻防の中、2R、ガヌーはクリンチアッパーの連打からカウンターの左フック。この一撃でミオシッチがダウンすると、ガヌーが飛び掛かるようにパウンドを落とすとレフリーが試合を止めた。
この試合を観戦していた村人たちは、ガヌーが勝利した思われる瞬間に大歓声!喜びを大爆発させるその様子は、サッカーのワールドカップで代表チームが優勝し時のファンの様子そのもの。米国の夜に行われた試合は時差の関係上で当地では早朝の5時くらいだったが、プロ野球の優勝祝杯シーンで見られる“ビールかけ”の様に、多くの男性陣が手に持ったビールを吹きかけながら大喜びする。
カメルーンでも貧しいと言われる村で生まれ育ったガヌーが、世界最高峰の総合格闘技団体UFCで、史上初のカメルーン出身の王者となったとあれば、地元の人たちのこの大騒ぎは当然のことだろう。
映像のコメント欄には、「この様子は美しすぎる」「ガヌーは人々に大きな希望を与えた」「ガヌーは母国人たちから愛されている」など、多くの感動する声が並んでいる。
あまり学校にも通えない程の貧しい家庭で生まれ育ったガヌー。家計を助けるため、子供の頃か危険な現場での過酷な労働を強いられる砂の採取場で働いた。その大柄な体格から村の用心棒的な存在になるも、プロボクサーの夢を捨てきれず、26歳の時に単身フランスへ。
路上生活を送る日々もある中、お金を稼ぐためならと周囲に勧められた総合格闘技の門を叩き13年に総合デビュー。その2年後の29歳の時にUFCに参戦し、1度目のタイトル挑戦に失敗するも、MMA19戦目にして悲願のUFCのベルトを手にした。
ガヌーは尊敬するボクシング元世界ヘビー級王者のマイク・タイソンから「この選手は未来のUFCのチャンピオンになる」と太鼓判を押されていたが、まさにそれが現実のものとなった。今回の圧倒的な勝ち方から、ガヌーのヘビー級“長期政権”を予想する声が早くも上がっているが、果たして王者ガヌーと最初の対峙するのは誰か、今後の展開が注目される。
▶︎次ページ(動画)は、ガヌーの故郷カメルーンの人々が大歓喜!
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