【UFC】コロナ欠場の王者・ヴォルカノフスキー「心拍数低下、血の咳」など死への恐怖を語る
3月27日(日・現地時間)アメリカ・ラスベガスで開催される『UFC 260』では、UFC世界フェザー級タイトルマッチが予定されていたが、王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(32=オーストラリア)の新型コロナウイルス感染によって試合が中止された。
ヴォルカノフスキーは、ブライアン・オルテガ(30=アメリカ)の挑戦を受けるはずだったが、年内へ延期の予定となる。
4月6日、新型コロナウイルス療養の病院から退院したヴォルカノフスキーが、自身のYouTubeチャンネルで実際に起こったことと経過を説明した。
ヴォルカノフスキーは感染直後から、SNSなどで「このウイルスは冗談じゃねえ」と連発しており、症状が悪化していたと思われていた。
ヴォルカノフスキーは動画で「すべての始まりは3月19日、UFCの検査で3月19日に陽性反応を知らされてからだ」と語り始める。
その直後から「少しずつ肺に違和感を感じるようになった。頭痛や呼吸が苦しくなり、ひどい熱が出た。痰が出ると血が混じっていた。そこで病院に行ってみようと思ったんだ」と言う。
病院へ行くと新型コロナウイスル影響の肺炎になっていると言われ、しかし薬は処方されなかった。一旦退院したヴォルカノフスキーは、熱が下がり頭痛は引くも、血液の酸素濃度は低下し続けていた。
様子を見ながら数日間を過ごしていると、ある朝、血の混じった咳が出て、さらに大量に吐血。そこで再度病院に行くと、入院となった。
24時間体制で心拍数モニターをつけていると、心拍数は一般人が100から60なのに対し、35まで低下し「非常に恐怖を感じた」と語る。しかし一晩たつと、点滴と薬の投与でヴォルカノフスキーはみるみる回復。3日後には退院した。
ヴォルカノフスキーは「新型ウイルスのことは冗談ではない。だからこそ、このビデオを作りたかったんだ」と熱弁する。
続けて「俺は通常の症状が出てから、肺炎やその他の問題に繋がった。かなり深刻な状態になったんだ。もし俺がもう少し不健康だったら、人が亡くなったりする理由がわかる気がする。これは非常に予測不可能で、非常に伝染しやすい」と訴えた。
現在はドクターから週に50%程度の運動から復帰しているというヴォルカノフスキーは、現在も薬を服用しつつ「慣らし運転と回復のために、かなりの数の週が必要になる」と語っている。
今後のヴォルカノフスキーはオーストラリアには帰国せず、リアリティ番組『The Ultimate Fighter』次シーズンで、今回対戦予定だったオルテガと共にコーチを勤める。オルテガとのタイトルマッチは、このシリーズの放送後に行われる予定だ。
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