2021/04/08（木）UP
（最終更新：2021/04/08 17:56）

坂巻がバンタム級戦線に参戦、加藤ケンジが迎える

　5月16日（日）東京・後楽園ホールにて開催される『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.3 Supported by ONE Championship』の対戦カードが発表された。

　元ZSTフライ級暫定王者・坂巻魁斗（24=パラエストラ柏）が修斗バンタム級に参戦。RIZINでの山本アーセン戦でも名を上げた加藤ケンジ（30=K.O.SHOOTO GYM）が迎え撃つ。

フロントチョークで秒殺一本勝ちする坂巻

　坂巻はこれまでにZST、DEEP、GRACHANなど様々な団体でキャリアを積み、元AKBの小嶋真子などの熱心なアイドルオタクとしても知られる。

　坂巻は極真空手、レスリングをバックボーンに、2014年プロデビューすると6連勝。ZSTフライ級暫定王者にまで登り詰めたが、2019年12月GRACHANでの一戦を最後に一旦キャリアをストップした。今回パラエストラ柏に移籍し、新たな戦いの場を修斗に求め参戦することに。

山本アーセンを強烈パンチで１RKOに沈めた加藤=昨年8月

　対する加藤はDEEP、修斗を主戦場とし、2016年9月から2018年7月にかけ6連勝をマーク。その後も魚井フルスイング、ガッツ天斗、”The ギロチン”齊藤曜らと対戦。20年2月にRIZINに初参戦を果たすと金太郎に一本負けを喫したが、同8月には山本アーセンをTKOで破って印象を残した。
　しかし前戦である今年1月、藤井伸樹の寝技地獄にハマリ判定負け。今回は再起戦となる。

　坂巻は4月4日SNSで、約2年ぶりにAKB48劇場へ来訪したと投稿。復帰にあたり久しぶりのAKB詣でパワーを貰ったのかもしれない。1年半ぶりの復帰は、自身の入場曲であったAKB48「初日」の歌詞のように「アンコールがどこかで聞こえた」か。
　対する加藤はSNSで「再出発」とシンプルに意気込む。両者とも敗戦からの出発でもあり、互いに負けられない一戦となる。

■佐山道場が修斗に参戦、送り込むのは柔道エリート・平沼ヤマト

佐山聡の遺伝子・平沼ヤマトが修斗に参戦

　また1985年に世界で初めてMMAを競技化し、修斗を創設した佐山聡門下・佐山道場のファイターが、今大会から修斗のリングに参戦する。

　その先兵となるのが全日本学生柔道選手権-60kg、-66kg級で代表に選出され、東京オリンピック日本代表の阿部一二三とも引き分けた経歴を持つ平沼ヤマト（23）だ。対するはトップアマシューター・村山大介（27=マスタージャパン東京）。

　平沼は柔道での輝かしいキャリアを捨て、佐山氏の直接指導を受け、打撃も開花。佐山道場は一般への公開はせず、練習生は全てスカウトにより内弟子になることが許される。修斗創始者・佐山聡の原理原則を受け継ぐ、その鉄のカーテンがいよいよベールを脱ぐことに。

　対する村山は2019年全日本選手権フェザー級準優勝、2020年中四国選手権準優勝と十分な実力を持ち、二度もプロ昇格を受けながら、未だにアマチュア修斗に拘る異端児。今回が初のトライアウト挑戦となる。
　初代シューター誕生から34年、1989年5月18日にプロ化第1戦が行われた聖地・後楽園ホールで、佐山聡直系の平沼は勝ち星を上げることが出来るか。

☆この大会の対戦カード、スケジュール、チケット情報はこちら

＜対戦決定カード＞

▼バンタム級5分3R
加藤ケンジ（K.O.SHOOTO GYM）
vs
坂巻魁斗（パラエストラ柏）

▼トライアウトルールフェザー級3分2R
村山大介（マスタージャパン東京）
vs
平沼ヤマト（佐山道場）

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