【RISE】初のオープンフィンガーマッチが実現、再戦の山口裕人vs松本芳道は乱闘寸前に「すぐ倒しますわ」(裕人)
4月15日(木)都内にて、キックボクシングイベントRISEが会見を行い、5月15日(土)東京・大田区総合体育館で『RISE on ABEMA』の開催を発表した。
RISEの伊藤代表は、今回の興行開催について「本来、沢山のRISEに出たい外国人選手をお披露目する大会にしようと思っていたが、まん延防止により、来日不可能になりました。日本格闘技でも大変な問題になっており、今回カードを組むのが大変でした。今回は、那須川天心、白鳥大珠、原口健飛は出場しません。そんな中でもいいカードが組めました」と語った。
今回から、RISEでは、新たに試験的なルールとして、オープンフィンガーでの試合を取り入れることになった。ルールはRISEルールで、3分3R(延長決着なし)KO決着のみ勝敗が付き、付かなければドローとなる。
伊藤代表はルールについて「(検討すべきは)サミングの部分ですよね。そこはレフェリーとドクターと検証していきます。特に打った方の親指が危ないと思うんですよね。親指が被ったオープンフィンガーにしたい」「しばらくは(この試合を)やっていって、最初は企画試合というか、そういう形で盛り上げてもらって、将来的にはランキング、王者という可能性はあります」などと話した。
このルールでは以下の試合が組まれた。
▼RISE on ABEMA特別ルール -65kg契約 3分3R
山口裕人(山口道場)vs松本芳道(KICK-DIET吉野町)
▼RISE on ABEMA特別ルール -63kg契約 3分3R
山口侑馬(山口道場)vsYA-MAN(TARGET SHIBUYA)
山口裕人と松本は向かい合うと一触即発のムードとなり、着席する際にも乱闘寸前に。さらに、その後に登場した山口の弟・侑馬に、YA-MANが自ら至近距離で睨みつけ、こちらもピリついた雰囲気となった。
裕人と松本は昨年7月のRISE on ABEMAで対戦しており、今回が再戦となる。その際は、試合に向けたVTRでは裕人が「どっちかが倒れるぞ、これ喧嘩マッチ」、対する松本は「上等だよクソガキ。喧嘩売る相手間違えてんぞ」と白熱した舌戦を展開し、その時は、裕人が持ち前の剛腕で、圧巻の1R KO勝利を収めている。
意気込みを求められると、裕人は「今めちゃめちゃ震えてます。ほんまにムカつくわあいつ」と言って、松本を睨みつける。さらに「倒しますわ。まず、この試合言われた時、オープンフィンガーなのはいいけど、松本と言われて、なんで松本やねんって。(前回の試合で)すぐ倒したのによく分からんけど、すぐ倒しますわ」と不快感を表し、KO宣言。
一方の松本は「この試合を組んでくれた伊藤代表には感謝してて、受けてくれた山口にも感謝してるので、負けたのに受けてくれて、ずっとやりたかった。俺がお前のしゃくれたアゴをオープンフィンガーで直してやるよ」と感謝を述べつつも、挑発的なコメントを残した。
オープンフィンガーでの試合になったことについては、裕人はONEがすでにオープンフィンガーでの試合を行っていることもあり「ずっとやりたかったので、盛り上げて、これから先もあったら出たい」、松本は「オープンフィンガーの方が、グローブより喧嘩に近いので、その面ではいいかなと思っています」とそれぞれ語った。
山口侑馬も兄・裕人同様、真っ向勝負が信条のファイターで、これまでイノベーションやDEEP☆KICKの王座を戴冠した実績を持つ。対するYA-MANは、このルールを自ら志願し参戦が決まった。
意気込みを求められた侑馬は「別に何も言うことないけど、このルールがこれから流行るような、面白いやんって思えるような試合がしたいです」と語る。対するYA-MANは、このルールでの試合に自ら立候補したことを明かし「自分はキックボクシングを始めて5年目なんですけど、5年のやつに山口が負けたら、打たれ弱くもなってきてるし、引退した方がいいと思う。なので、それくらいの覚悟を持ってきて欲しい」と挑発的なコメントを寄せた。
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