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【RISE】王者・工藤政英が田渕神太と”ゴリゴリ”の打ち合い宣言「気持ちのいい殴り合いができそう、楽しみ」=前日計量

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2021/04/16(金)UP

王者・工藤が計量パス

 2021年4月17日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE 148』の前日計量が、16日都内にて行われた。

 セミファイナル第7試合[SuperFight!フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R]に出場する工藤政英(29=新宿レフティージム)、田渕神太(21=拳聖塾)が計量に臨み、工藤が57.45kg、田渕が57.3kgで共に計量をパスした。

 工藤は強烈なボディブローとローキックを武器とする粘り強い戦いが信条のファイター。18年6月に森本“狂犬”義久との激闘を制して第3代RISEフェザー級の王座を獲得した。同年よりONE Championshipに参戦するも、シントンノーイやペッダム、パンパヤックといった一線級のムエタイ戦士の前に苦戦。20年は白星無しに終わるが、今年1月にはNJKFの若きエース・大田拓真を判定で下し復活の狼煙を上げた。

初参戦の田渕が計量パス、体格差を感じさせない渥美のある体を見せる

 対する田渕はRISE女子を席巻する田渕涼香の実兄。フルコンタクト空手仕込みの蹴り技とアグレッシブファイトで、アクセルバンタム級とABWバンタム級の二冠を達成。今年3月にはホーストカップのリングでOISHI GYMのルーキー・HΛLを判定で下しその名を轟かせた。

 先にマイクを握ったのは初参戦の田渕。「初参戦という舞台でセミファイナルを用意していただき感謝します。大きい舞台でしっかり自分の戦い方を見せられたらしっかり盛り上がると思いますので、応援お願いします」と、空手家らしく礼儀正しい挨拶を見せた。

 初参戦でいきなり王者・工藤を迎えることとなった田渕は、計量時に感じたという工藤の印象を「RISEチャンピオンの風格もあってオーラも凄い」と存在感を高く評価。その上で「僕も他団体のチャンピオンですので、覚悟と責任を持って戦います」と、一歩も引かない構えを見せた。

工藤は今年1月の大田拓真戦に続き他団体王者を迎える

 迎え撃つ工藤は「田渕選手の映像を見ましたが、ゴリゴリのパンチの選手。チャンピオンになってからムエタイ選手との対戦が続いていて、パンチャーはタリソン以来」と、対パンチャー戦は19年7月以来のタリソン・ゴメス・フェレイラ戦以来と語った。
 団体王者である工藤は、今年1月に挑戦者決定戦を勝ち抜いた竹内将生との防衛戦が内定している。その点に工藤は「竹内選手との初防衛戦も決まっていて、負けられない試合」と前置きしつつも「久しぶりに気持ちのいい殴り合いができそう。楽しみにしています」と、田渕との真っ向勝負に期待を寄せた。

王者の貫禄を携える工藤と、実直で空手家らしい田渕がゴリゴリの打ち合いを宣言する

 これを受けた田渕も「工藤選手、1Rゴリゴリ来るとおっしゃってますので、打ち合えるところはしっかり打ち合って戦いたいと思っています」と応答を見せる。
 この田渕の爽やかさに触れた工藤は「昨日RISE on ABEMAの会見であったように僕も乱闘のひとつもしたほうがいいかなと思っていたけど、今日田渕選手を見たら、後輩の金子梓にそっくりで。愛情が出てしまって、乱闘する気が起きなくなってしまいました」と笑いを誘った。

 両者の持ち味が存分に発揮された計量後会見。明日の対戦は宣言通りのゴリゴリの打ち合いが見られるか、セミファイナルの決戦に期待が高まる。

 その他、この試合を含めた8試合の計量が行われ、全16選手が一回目の計量で規定体重をクリア。明日の試合へコマを進めている。

<計量結果>
▼メインイベント RISEQUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R
小林愛三(NEXTLEVEL渋谷/RISEQUEENフライ級暫定王者) →51.7kg
vs
田渕涼香(拳聖塾/第22回全日本少年少女空手道選手権大会高校生女子軽量級優勝) →50.95kg

▼セミファイナル SuperFight!フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
工藤政英(新宿レフティージム/同級王者) →57.45kg
vs
田渕神太(拳聖塾/第2代アクセルバンタム級王者、ABW初代バンタム級王者) →57.3kg

▼第6試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
水落洋祐(エイワスポーツジム/同級8位、元WPMF世界ライト級暫定王者、元WPMF日本ライト級王者) →65.0kg
vs
伊藤澄哉(戦ジム/同級5位) →64.8kg

▼第5試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
宮城寛克(赤雲會/同級6位、TENKAICHI元ウェルター級&ミドル級チャンピオン) →69.95kg
vs
森 興二(FJKICKASS/ZST第2代フェザー級チャンピオン) →70.0kg

▼第4試合 -53.5kg 3分3R延長1R
金子 梓(新宿レフティージム/RISEスーパーフライ級9位) →53.4kg
vs
鳩(TSKjapan/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、WMC日本バンタム級王者) →53.4kg

▼第3試合 アトム級(-46kg)3分3R
平岡 琴(TRYHARDGYM/2014年全日本女子ウェイト制空手道選手権軽量級優勝) →45.95kg
vs
小林愛理奈(FASCINATEFIGHTTEAM/第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝 →45.3kg

▼第2試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R
ERIKO(トイカツ道場) →48.8kg
vs
紗彩(ドージョー☆シャカリキ) →48.65kg

▼第1試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
杉山豪基(鹿浜TOPTEAM) →57.35kg
vs
龍翔(BLACK☆Jr) →57.4kg

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