【K-1】6日前に出場決定の萩原秀斗、29戦のキャリアが自信に「やってきたことが身体に染み付いている」

2021/05/28（金）UP
（最終更新：2021/05/28 07:24）

　5月30日（日）神奈川・横浜武道館で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』（※5.23大田区から延期・変更）の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に出場する萩原秀斗（26＝K-1ジム総本部チームペガサス）が公開練習を行った。

　当初トーナメントに参戦予定であった橋本実生の欠場を受けて、大会6日前に急遽トーナメントへの出場が決まった萩原。「自分の中でイメージしていたものとは違う形でK-1参戦が決まりましたが、やることは同じです。橋本選手が6日前に欠場になって、誰も代わりに僕が出場することは予想していなかっただろうし、誰も僕が優勝するとは予想していないと思うので、トーナメントでは1つ1つ勝ち星を取るだけです」と意気込む。

　萩原は29戦 10勝(3KO) 16敗 3分の戦績を持ち、Krushではバンタム級（-53kg）でキャリアを重ねてきた。昨年にはKrushバンタム級王座決定トーナメントに参戦して、ベスト4に進出している。

　だが、萩原はKrushフライ級（-51kg）の新設に伴い、バンタム級からの階級転向を決意。本来は、6月25日（金）東京・後楽園ホール『Krush.126』で山脇飛翼とフライ級で対戦することが発表されていた。「Krushで一つずつ勝ち星を重ねて、Krushフライ級のベルトをしっかり獲ってからK-1の世界トーナメントに出る計画でした」とKrushフライ級で結果を出したうえでのK-1参戦というプランを描いていた。

　オファーがあった際には気持ちが追いつかなかったというが、「昨年12月の試合が終わってからずっと強くなるための練習は続けていて、6月のKrush出場が決まっていたのでいきなり試合が決まっても問題ないという感じです。身体の状態もいいし、精神状態も乗っている」とコメント。

　一回戦で対戦する大村修輝については「動画を見たらオーソドックスとサウスポーの両方をやったり、打ち合いも強くて気持ちも強い。頑張り屋さんの印象がありました」と分析。残りの期間で対策を練り、試合に挑む。

　年齢的にもトーナメント最年長であり、キャリアも豊富な萩原。「平均年齢を上げてしまうことになり、すみません（笑）。他の出場選手の試合を見たところ、試合内容、ファイトスタイルは若々しくてガンガン系でした。僕はまた別の形でいい味を出していけたらと思います」と自身なりのスタイルでトーナメントに挑むと宣言。

「今から出来ることはもう5日（公開練習の際）しかないのでかなり限られていますが、特にこれまでと変わりなく、今までずっとやってきたことが身体に染み付いています。今までの色んな経験があるから勝つことができると思っていますし、プロキャリアも今年で7年目なので、特にトーナメントに参加するからと言って練習内容を変えることなく、精神面もただ最高の状態に持っていくだけです」と落ち着いた表情で意気込んだ。

　急遽出場が決まった萩原がワンデートーナメントでどのような戦いを見せるか。

☆この大会の対戦カード、スケジュールなど詳細

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