【K-1】5ダウン奪取でトーナメント制覇の黒田斗真、今後は「お互い万全で」と壬生狼とKrush王座懸けての完全決着望む
5月30日(日)神奈川・横浜武道館にて開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~』。本大会で開催された「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」を制した黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)が試合後に囲み会見に応じた。
黒田はトーナメント1回戦では池田幸司を2度倒してKO勝利。2回戦は松本日向から2度ダウンを奪い判定勝利。決勝は優勝候補筆頭と見られていたKrushバンタム級王者・壬生狼一輝を左ストレート一撃でKOする圧倒的な勝利で日本バンタム級の頂点に立った。
会見場に姿を現した黒田は「終わってほっとしています」と安堵の表情を見せる。トーナメントを振り返った黒田は初戦の池田戦を「パワーがあってやりにくい感じでした。その中でも倒せてよかった」と、準決勝の松本戦を「すごくガンガン前に来る選手で、僕のスタイル的にはやりやすかったです。2回ダウン取りましたけど、倒しきれなかったのは反省点です」と、決勝の壬生狼戦を「トーナメントで一番戦いたかった相手。テクニックが凄くありましたが、しっかりいい形で倒せてよかったと思います」と振り返った。
戦前の予想では優勝候補にあまり名前が出なかった黒田だが、蓋を開けてみれば5ダウンを奪取し圧倒的に制覇。得意の左ストレートで優勝候補をなぎ倒し続けた。この冴えまくった左ストレートは「小学生の頃にポイント制のグローブ空手をやっていて、左手だけで勝っていました」と、幼少期に磨かれたもの。これまですっきりと倒したことは無いというが「あまり自覚はしていませんけど、1回戦KOできていい波に乗れたと思います」と語った。
一見楽勝とも見える圧勝劇を見せた黒田だったが、実は試合の3週間前に左足の指の骨を骨折していたという。全治1ヶ月半という診断を受けたという黒田だったが「骨折したまま優勝できたらかっこいいと思った」と、不安な気持ちを押しての出場だったという。
今後の目標について黒田は「(K-1とKrush)両方を狙いたいですが、お互い万全な状態で壬生狼選手とKrushのベルトを懸けて戦いたい」と、壬生狼との完全決着を目指す構え。両者の再戦も含め、K-1最軽量となるバンタム級戦線の今後に期待を持たせた。
なお、この日後楽園ホールでは、黒田の実兄である黒田勇斗がKrushに出場。試合を終えた直後の黒田も応援に駆けつけるといい「急いでます!」と笑顔を見せながら足早に会場を後にした。
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