【RIZIN】那須川天心、1vs3マッチは「一生経験出来ないこと」と胸張るも「もうやりたくない」とボソリ
6月13日(日)東京ドームで開催された『Yogibo presents RIZIN.28』のセミファイナルでは、那須川天心(TARGET/Cygames)が、大﨑孔稀(OISHI GYM)、HIROYA(TRY HARD GYM)、そしてミスターXこと所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)の3人と1Rずつ対戦相手を変えて3Rを戦う変則マッチを行った。
ルールはボクシングに準じるがバックブローなどもOKというものだった。
試合後のインタビューで那須川は「毎ラウンド相手が元気な状態というのが、すごくやりづらさを感じた。非常に疲労感がある」と、いつもより疲れたと語る。
反省点として「まず僕が力みすぎた。試合を組み立てるというより、相手に対応するということでいっぱいいっぱいだった」と三者三様のスタイルへの切り替え対応に苦労したという。
また「作戦も立てられない。1Rだったら何してくるかわからないし、相手のことを見なきゃいけないし、もらっちゃうとダメージも蓄積する」と相手に慣れるまでの時間が1Rでは足りなかったと言う。
各ラウンド終えるごとに、「やっと『このフェイントが使える』とかそういうことがわかる」と1Rが終わってようやく攻略法がわかる状態だった。
3人とも倒さないといけないというプレッシャーもあったと言う。那須川は「だから力んじゃった。最初の一分半とかは本当にガチガチで『これはヤバイな』と。そこで切り替えられたのは大きいですけれど。2、3Rはほぐれてきました」と、倒すことにこだわらないことで動けるようになったと語る。「(一発)打ちきりのパンチが多くなっちゃったんですけど、もっともっと散らしていけばよかったと思う」といつもの試合より納得感が少ないようだ。
しかし「パンチもほぼほぼ貰わずに当てることが出来たので、今後に生きる経験になったと思う」と、来年以降のボクシングロードに役立つと語る。
また「こんなこと出来る人、なかなかいないでしょう。人生で一生経験できないこと。冒険的で良いのかな」と、貴重な機会だったとも語るが「もうやりたくないですけどね」とボソリ。ツイッターでも「こんなに疲れる事はもう無いのかなと思えるくらい疲れました」と、相当疲労したようだ。
■「RIZINの試合は次で最後、しっかりとした試合をして皆に送り出してもらいたい」
対戦した相手への感想としては、一戦目の大﨑について「思ったよりうまかったですね。ずっと勝ち続けているだけあって、それだけの実力がある」と評価。
大﨑が早い段階で名乗りを上げたことについても「『昔の僕に似てるな』という感覚がありましたね。枠からはみ出ないといけないというのは、僕もずっと思っていて、彼もチャレンジしてくれた」と自分がいなくなった後でのRIZIN、キック界を引っ張っていってほしいと期待する。
最後に「大晦日でRIZINの試合は最後だと思う。なかなか悲しいけど、RIZINの試合は次で最後なので、しっかりとした試合をして皆に送り出してもらいたいなと思います」とボクシング挑戦に向け、RIZIN最後の大晦日戦できっちり魅せると意気込んだ。
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