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【K-1】王者ゴンナパー、朝久泰央の空手を警戒「ムエタイが強いと信じている」=7.17福岡

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2021/07/01(木)UP

気合の入ったパンチを打ち込む王者ゴンナパー、朝久空手にどう対処するか(c)K-1

 東京・ウィラサクレックジム三ノ輪にて、7月17日(土)福岡国際センターで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1ライト級タイトルマッチ~』の[K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者で2連続KO中の空手家・朝久泰央と対戦する王者・ゴンナパー・ウィラサクレックが公開練習を行った。

▶︎【動画】ゴンナパーが安保瑠輝也に失神KO勝利する瞬間

 昨年12月のK-1両国大会で林健太に勝利して第4代K-1ライト級王座に就いた。今回は初防衛戦として朝久の挑戦を受けることになった。公開練習のミット打ちで、ゴンナパーは気合いのこもった表情でパンチ、ミドルキック、ヒザ蹴りなどを叩き込み「全力の練習を始めて1カ月近く経っていて、徐々に体調は上がっている」と好調をアピール。「あと試合まで2週間ほどで100%に仕上げる」と防衛戦に備える。

強烈な膝蹴りのゴンナパー(c)K-1

 東京も梅雨に入り、気温の高い日が続くが「暑いのは好きだし、今の気候はタイと同じぐらいなので、いい感じだよ」と笑顔を見せたゴンナパー。挑戦者の朝久は「タイ人が調子のいい夏に倒すことに意味がある」と語っていたが、「その発言に対しては何とも思わないよ。自分と戦いたいと言ってくれる人とは誰とでも戦いたいだけだ」と涼しい顔だ。

 対戦相手としての朝久については「独特のスタイルを持っているし、速さと空手の技は他の選手より警戒すべき点だと思う。自分も彼の動きに合わせて練習してきたが、試合でどういう戦い方をするかは、ここでは内緒にしておく」と意味深なコメントを残した。

強烈な飛び膝蹴りでKOするゴンナパー(18年2月、Krush 石田勝希戦)

 また朝久は「朝久空手がムエタイよりも強いことを証明する」とも話している。それに対しては、「自分はムエタイの方が強いと信じているが、その答えは7月17日に出ると思う」と多くは語らず、自信をのぞかせた。

 チャンピオンとして戦うのは、3月のK-1日本武道館大会に続いて2戦目。「チャンピオンらしい戦い」について問われると、「もしチャンスがあればKOで勝ちたい。それを目指して全力で練習しているところだよ」と返答。「こんな大きな大会で主役として出場できることがうれしい。初防衛戦でもあるし、ベストを尽くして王座を防衛したいと思う」とも。

カーフのような低いローキックを放つゴンナパー(15年6月 WSUにて)

 記者からの質問は、格闘技界で大流行中のカーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)にも及んだ。「日本でそう呼ばれているというのは知らなかったが、ムエタイにもその技はありますし、自分ももちろんできるよ」とゴンナパー。(※ちなみにムエタイでカーフキックに特別な名前はなく、すべて「ローキック」と呼ばれているとのこと)

「カーフキックの方が痛みが残るということも知っているし、今、選手の間で流行っているということも知っている」とした上で、「チャンスがあれば出してみたい。朝久選手が蹴ってきても油断せず防御したいと思う」と話しており、この試合でもカーフキックが重要なカギを握る可能性もありそうだ。

※この試合の対戦カード、チケット、スケジュールはこちら

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