【RISE】“激闘派”山口裕人、オープンフィンガー2戦目に向けて「フィニッシュは5通りくらいある」と不敵な笑み

2021/07/07（水）UP
（最終更新：2021/07/07 20:25）

　7月18日（日）エディオンアリーナ大阪・第一競技場にて開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』。本大会で桜井力（21＝COMRADE GYM）と、オープンフィンガーグローブマッチで対戦するWBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者の山口裕人（29＝山口道場）が6日、公開練習を行った。

　“クレイジーピエロ”の愛称を持つ山口は勝っても負けてもKOの激闘派として知られ、KNOCK OUT、シュートボクシング、ホーストカップなど様々な団体で迫力ある試合を展開してきた。今年5月に行われたRISE初のオープンフィンガーグローブによる特別マッチでは松本芳道と対戦しドロー（※RISE特別ルールのため判定なし）となっている。　

　対する桜井はD-1 65kg級のベルトも保持するなど、得意のストレートを武器に、アマチュア大会では25戦し20勝の戦績。今年3月のRIZINでは前日計量で1.95kgのオーバーにより2点減点、勝利してもノーコンテストの裁定となり、吉田陸から2度のダウンを奪いレフェリーストップとなったため、ノーコンテストとなった。

　公開練習で山口は強弱をつけたジャブ、ペースチェンジの左フック、撃ち抜くような右ストレートなど、オープンフィンガーグローブでの打ち方をイメージしての軽快なミット打ちを披露した。

　山口はインタビューの冒頭、オープンフィンガーグローブについて「練習すればするだけ、だんだん難しさを感じる。最近は全然違うと感じ始めている。それが面白さではあるけど」といい、前回の試合もグローブの大きさや戦いの距離の違いから「パンチが当たらなかった。当たらないからムキになってもっとやったら、もっと当たらなくなった」と意外にも“苦戦”している事を明かす。

　その一方で今回の試合については非常にリラックスした構えだ。対戦相手の桜井について「めちゃめちゃイケイケやなと思う。（相手のパンチが）当たったら相当ヤバイ」と、警戒するそぶりを見せながらも「（自分が見せる）フィニッシュは5通りくらいある。どれで行くか、悩んでいる」といい、その5通りもあるフィニッシュパターンのヒントを尋ねると「三日月蹴り」と一言。ヒントではなく答えを言ってしまったと、いつもの不敵な笑みを漏らした。

　今回、地元・大阪で2度目のオープンフィンガーグローブマッチマッチに挑む山口。オープンフィンガーの難しさに直面しながらも「伸び代がめちゃめちゃある」と次戦での進化を予告したが、今回RISE初参戦となる桜井と、果たしてどのような激闘を繰り広げるのか。

▶︎次ページ【動画】は、山口が前戦の記者会見で、松本芳道と乱闘騒ぎを起こした衝撃シーン

☆RISE公式サイト＝7.18『RISE WORLD SERIES 2021』全カード、チケット、スケジュールなど

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